京都・金戒光明寺が秋の特別拝観を開催、紅葉と歴史が交差する魅力

金戒光明寺の秋の特別拝観について

京都市左京区に位置する「金戒光明寺」では、2025年11月15日から12月7日までの間、秋の特別拝観が行われます。この時期は、紅葉が美しいことから、多くの観光客が訪れることでしょう。

金戒光明寺の歴史

「くろ谷さん」として親しまれるこの寺院は、浄土宗の大本山であり、法然上人が草庵を結んだ地点とされています。また、幕末の歴史とも深い関わりがあります。会津藩主である松平容保が本陣を構えたことにより、新選組の誕生地としても知られています。

特別拝観では、「謁見の間」や「虎の間」、「松の間」を含む大方丈や、紅葉が彩る回廊式の庭園「紫雲の庭」を訪れることができます。また、御影堂では、運慶作の文殊菩薩像や吉備観音像など、貴重な文化財にも触れることができる機会です。

特別展示の魅力

特別拝観中に展示される伊藤若冲筆の「群鶏図押絵貼屏風」や冨岡鉄斎の屏風なども見逃せません。これらの作品は、美術愛好家にとっても大変魅力的な企画となるでしょう。

拝観の詳細

- 期間: 2025年11月15日(土)～12月7日(日)
- 拝観時間: 10:00～16:30 (最終入場 16:00)
- 拝観料: 大人1600円、小学生800円

訪問者には、公式サイトを通じて事前予約の必要はありませんが、混雑が予想されるため余裕を持って訪れることをお勧めします。

特別なガイドツアーも開催

さらに、特別拝観期間中には、幕末や会津藩、新選組に関するガイド付きウォーキングツアーも実施されます。訪問者は、近藤勇や土方歳三が実際に足を踏み入れた歴史的な場所に入場できる貴重な体験が待っています。このツアーでは、寺院内の様々なスポットを専門のガイドが案内してくれるので、より深く歴史を知ることができるでしょう。

ツアーの参加費は2,600円で、別途共通拝観券が必要です。定員は各回20名ですが、事前予約が推奨されています。