新しいマーケティングの波を受けて
ポッドキャスト番組『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』の第51回は、注目のスタートアップ企業、株式会社メグダイの代表取締役、関川惠大さんを特集しました。この回は、広告費をかけずに商品の認知拡大を実現する次世代型のマーケティング手法についての深い議論が展開されました。
デジタルとアナログの融合
関川さんが語るのは、デジタル面とアナログ面を組み合わせることで、消費者との接点を増やす方法です。特にデジタル側では、検索エンジンでの上位表示を目指し、消費者が何を求めているのかを的確に捉えた施策を展開しているとのこと。このアプローチは、他の企業にとっても非常に学ぶべき点が多いでしょう。
アナログ面では、試食体験など、実際に手に取ってもらえる機会を提供し、デジタルだけでなくリアルな体験を通じて商品を知ってもらうことを重視しています。このことから、消費者の理解を深め、実際の購入につなげる仕組みができているのです。
消費者の視点が鍵
宇垣さんが「その制約の中で、検索で上位表示されるためのコツは何ですか?」と問いかけると、関川さんは「消費者の検索する可能性のあるキーワードを予測すること」が重要だとアドバイスしました。具体的な例として、英会話教室のキーワードをあげながら、より間接的な言葉にも注目する必要性を強調しました。
この発言からは、マーケティングは技術的な側面だけでなく、誰のために行うかという消費者の視点が不可欠であることが強調されており、ビジネスにおいて最も重要な要素なのです。
新しい広告マッチングサービス
さらに、関川さんが手掛けるサービス「タメシル」についても紹介されました。このサービスは“借りたい”と“貸したい”をつなぐ広告マッチングサービスで、日常のスキマを広告価値に変える新しい仕組みを提供しています。例えば、空きスペースや店舗を広告媒体として活用することで、より多くの人々にアプローチできる可能性があります。
このように、非従来型のマーケティングアプローチを通じて、より良いビジネスの形を追求している関川さんのチャレンジは、今後の日本の広告業界に大きな影響を与えることでしょう。
起業のきっかけとは
宇垣さんが「起業に至るきっかけは何でしたか?」と質問すると、関川さんは「ビジネスモデルを考えるのが楽しかったことと、自分の時間をコントロールしたかったこと」が起業の背景にあると語りました。自身の信念として「愛がなければ新しいものや他者を理解することもできない」と語る関川さんからは、ビジネスにも人間的な温かさが必要であるとのメッセージが伝わってきます。
終わりに
毎週火曜日の朝6時から配信されるこのポッドキャストは、スタートアップ企業の最新情報や興味深いマーケティング手法を学ぶ貴重な場です。新たなアイデアを求めるビジネスパーソンには必聴の内容です。一度聴いてみてはいかがでしょうか。公式サイトや各ポッドキャストプラットフォームで気軽にアクセスできるので、ぜひチェックしてみてください。