徳島市の水道事業、通水100周年記念ロゴマークが決定!

徳島市水道事業の100周年記念

徳島市の水道事業が、令和8年9月に通水100周年を迎えます。この大きな節目を祝うため、記念ロゴマークとキャッチフレーズが策定されました。水道は市民の生活に欠かせないインフラであり、この取り組みを通じてその重要性を再認識することが目的です。

ロゴマークのデザイン

今回のロゴマークは、四国大学生活科学部人間生活科学科のデザインコースの学生たちによるコンペティションを通じて選ばれました。選ばれたデザイナーは糸谷美里さんで、彼女のコンセプトは水の柔らかさと力強さを表現することでした。これには上下水道局と浄水場の見学を経て得た、徳島の水道業の歴史や職員の方々の努力、そして私たちの生活において水がいかに重要であるかという実感が反映されています。

糸谷さんは、複数の漢数字のパターンや文字列の組み合わせを試行錯誤しながら制作を進めました。彼女が選んだデザインは、丸みを帯びた字体によって水道インフラの重要性やその歴史を感じさせるものとなっています。特に、数字の「0」の部分には吉野川の本流をモチーフにしたラインが入れられ、川との関係性も表現されています。

取り組みの今後

この新たなロゴマークは、100周年記念事業の様々な場面で使用される予定です。例えば、行事や広報活動などに幅広く展開され、市民に対する水道の認識向上を図ることが期待されています。このような取り組みを通じて、徳島市の水道事業が何を目指しているのか、市民にしっかりと伝えていく方針です。

デザイン制作の裏側

デザイン制作過程には、学生たちが水道に関して学び、体験する時間が設けられました。糸谷さんらは現場見学として、浄水場や水質検査室での実習を通じて得た知識を基に、デザイン作りに励みました。また、プレゼンテーションの際には、仲間たちとのフィードバックを受けながら、より良い作品作りに努めたとのことです。

まとめ

この通水100周年を迎えることで、徳島市の水道事業が果たしてきた歴史や役割が再確認される良い機会となります。新しく決定したロゴマークは、その歴史を次世代へと伝える重要なシンボルとして期待されています。今後、様々な催しによって、この91574年にわたる水道事業の多様な成果を市民と共有していく予定です。昨今の気候変動の影響を受け、水道の重要性が増す中で、市民も一層意識を高めていく必要があるでしょう。