オンライン平和学プログラム「今と未来をつくる平和学」
2026年3月3日から3月18日までの期間、様々な教育機関が協力して実施した「今と未来をつくる平和学」と題されたオンライン平和学プログラムが注目を集めました。大阪女学院大学の奥本京子教授をはじめ、明星大学、高部優子教授、認定NPO法人テラ・ルネッサンス、認定NPO法人PEACE DAYが参加し、全6日間で、若者に平和の意義と日常生活に潜む暴力や対立の構造を学ぶ貴重な機会を提供しました。
プログラムの目的と背景
ウクライナやガザ、イラン等での武力衝突が続く現代において、若い世代が平和を日常の一部として理解することは非常に重要です。しかし、実際にはその機会は限られたものです。これを受けて、プログラムでは、日常生活の中での小さなトラブルや人間関係の摩擦が、国際的な対立の根源と同じ構造を持つことに注目しました。参加者は、これらの問題をどのように解決するかについて、知識を得ることに努めました。
プログラムの詳細
プログラムは、理論と実践を融合した内容となっており、参加者は平和学・国際関係の専門家や、紛争地での解決経験を持つNGOのスタッフから学ぶことができました。全体のスケジュールは以下のようになっています。
- - Day 1(3月3日): 講義 平和学と社会・世界
- - Day 2(3月4日): 講義 未来をつくる力 - 世界平和実現のために
- - Day 3(3月11日): WS 平和と暴力
- - Day 4(3月13日): WS 子ども兵問題 - 暴力の複雑性と元子ども兵の物語
- - Day 5(3月17日): WS 子ども兵問題 - 困難の克服とコンフリクトの転換
- - Day 6(3月18日): WS コンフリクトとその転換
ZOOMを使用して開催されたこのプログラムは、参加費が無料であったため、多くの学生が気軽に参加でき、より広範な意見交換が行われました。この取り組みは、後に教育機関同士のネットワーク構築にもつながることが期待されています。
参加者の感想
プログラムを受けた学生たちは、平和についての理解が深まったと口々に語ります。「物事の背後にある製造過程や産地に目を向けるようになりました」とコメントした参加者もいれば、「平和は特定の人だけが作るものではなく、日常の小さな行動から広がることができると感じました」といった意見もありました。
このように、プログラム参加者の視点は大きく変わり、実生活に即した平和の概念を体得したようです。
今後の展開
この取り組みは、単なる6日間のプログラムにとどまらず、未来に向けた新たなスタートであると位置づけられています。若い世代が「平和をつくる力」を自然に身につけられる社会を目指すため、より多くの学校や教育機関との連携を強化し、対象年齢の拡大を図る計画もあります。これにより、プログラムの内容を深め、全国・国際的に平和教育のネットワークを構築していくことが目指されています。
若者たちが日常生活から戦争・紛争の理解を深め、平和の実現に向けた具体的アクションを起こすことが期待されています。
教員の一人である奥本京子教授は、「平和学は、私たちが日常の中で行動するための具体的な道を示してくれます。みんなで一緒に、より良い社会を作りましょう」と語ります。プログラムは若者たちに大きな影響を与えたようです。
お問い合わせ
本プログラムに関する情報は、認定NPO法人PEACE DAYの事務局まで。メールや公式ウェブサイトを通じての問い合わせが可能です。