EC業界の経営者が集結した「コマピ会」の成功報告と今後の展望

EC業界のキーパーソンが集う「コマピ会」

2025年12月12日、東京都世田谷区でECコンサルティングや運営代行を手掛ける株式会社コマースピックが「コマピ会」を開催しました。このイベントには、約50名のEC支援企業の代表者や決裁者が参加し、業界の現状や未来について熱く語り合いました。

開催の背景：成熟するEC市場への対応

近年、国内のBtoC-EC市場は拡大を続け、2024年度には26.1兆円に達する見通しです。しかし、成長率は鈍化し、成熟期に突入しました。このような市場環境の中、EC事業者を支えるコンサルティングや運営代行企業には、単なる業務代行にとどまらず、共に未来を描く「共創パートナー」としての役割が求められています。

また、無数の共催セミナーが開催される中、支援企業側も「信頼できる提携先」や「効果的な営業手法」を見極める必要性が増しています。そこで、コマースピックは支援企業の代表者層に特化した「コマピ会」を企画し、本質的なノウハウを共有する場を提供しました。

イベントの内容：充実したセッション

「コマピ会」では、「案件獲得」と「共創」をテーマに3つの重要なセッションが行われました。まず、EC事業者の代表者によるパネルディスカッションが行われ、実際に信頼できる営業アプローチや鬼ペースでのマーケティング手法について、本音が飛び交いました。登壇したのは、Yシャツブランド「ozie」の柳田氏、まつ毛美容液「EMAKED」の村井氏、日本酒ブランド「HINEMOS」の渡辺氏の3名。彼らは顧客との信頼関係の重要性や、決裁者に響く営業スタイルについて語りました。

次に、ムジン株式会社の渡邉氏が、効果的なハウスリストの活用術を紹介。再現性の高いアプローチで多くの参加者が興味を持ったことは言うまでもありません。最後に、株式会社ウィルゲートの吉岡氏が、月400件のアポイントを実現する営業組織の仕組みについて語り、その内容には会場が引き込まれました。

スポンサー企業との連携

イベントはスポンサー企業の協力もあり、より高いマッチング効果を実現しました。株式会社YTGATE、successfee株式会社、テープス株式会社が参加し、決裁権を持つ経営層との関係構築が可能となったのです。特に参加者全員に配布された豪華な手土産セットには、スポンサー企業からのリーフレットを同梱し、高い開封率を誇りました。この施策により、決裁者に資料が迅速に届けられる環境が整いました。

さらに、名刺交換を超えたフォローアップ支援も行われ、事務局がイベント後の商談をスムーズに進めるための仲介も行いました。これにより、スポンサー企業は質の高いリーチを得ることができました。

今後の展望

株式会社コマースピックのイベント責任者舟本氏は、参加者がEC事業者との信頼関係の重要性を再認識したとともに、信頼関係を築くためのツールや仕組みの重要性も浮き彫りになったとコメントしました。今後も質の高いイベントを定期的に開催し、EC業界の活性化を目指すと述べています。次回開催には、支援企業とのさらなる連携や、スポンサー企業の募集が期待されています。

このように「コマピ会」は、EC業界の未来を見据えた取り組みとして、多くの期待を集めています。参加者やスポンサー企業との関係構築を重視し、今後もさらに「共創のエコシステム」を深化させていくことでしょう。