NPO法人eboard、第61回社会貢献者表彰を受賞
NPO法人eboardが、公益財団法人社会貢献支援財団から第61回社会貢献者表彰を受けることが決定しました。この栄誉ある賞は、社会において顕著な功績を挙げながらも、報われる機会が少ない方々を対象にしたものです。2024年7月29日、帝国ホテル東京で行われた表彰式では、約100万円の副賞とともに表彰状が授与されました。
この社会貢献者表彰は、年に二回行われ、今回の選考には226件の推薦が寄せられ、その中から30組が選出されました。
NPO法人eboardの取り組み
NPO法人eboardは「誰でも、どんな環境にあっても学ぶことをあきらめてほしくない」という思いから、さまざまな取り組みを実施しています。
その中心となるのは、公共の学校や個人向けに無料で提供されているICT教材「eboard」です。この教材は、義務教育課程を網羅しており、約2,000本の映像授業と10,000問以上のデジタルドリルで構成されています。
さらに、学びにくさを抱えている子どもたちへのサポートも重要視しています。障害や認知特性、日本語のスキルなどに起因する学びにくさの克服のため、ボランティアと協力し、映像教材には「やさしい字幕」を付けて、アクセスしやすい学びの環境を提供しています。
また、「eDojo(イー道場)」という研修プログラムを通じて、不登校の子どもたちと関わるスタッフへの支援も行っています。これは、実際に教育現場で活動する方々を対象にしたプログラムで、教育支援の質の向上を目指しています。
今後の展望
NPO法人eboardは、2013年の設立以来、インターネットを活用した教育機会の拡充に注力してきました。「インターネットで自由に学べる場所があれば、多くの子ども達、先生方にとって大きな力になれる」という使命感を持ち、今後も学びのセーフティネットを作成し、支援し続ける意向です。
このような活動が評価され、今回の受賞に結びついたことは、NPO法人eboardのさらなる活動の励みとなることでしょう。
NPO法人eboardは、経済的な理由や不登校、障害などの事情を抱える子どもたちが学ぶ機会を得られるよう尽力しています。この大切な使命を果たすため、これからも積極的な取り組みを続けていくことでしょう。