和歌山市東消防署岡崎救助隊が全国大会で活躍、引揚救助訓練の成果を発揮

岡崎救助隊が全国大会に出場



和歌山市の東消防署岡崎分署に所属する岡崎救助隊が、引揚救助訓練で全国消防救助技術大会に出場する栄誉を得ました。今回は、岡崎救助隊の素晴らしい活躍を振り返り、その訓練の内容や意義について詳しくご紹介します。

引揚救助訓練とは



引揚救助訓練は、地下やマンホールなどの低所から要救助者を安全に地上に救出するための訓練です。この訓練では、通常5人1組で行動し、うち2人は空気呼吸器を装着して高所に降下し、4人のチームが協力して要救助者を引揚げます。彼らはその後、降下した隊員も共にロープを使用して塔上に戻ります。このような複雑な救助活動を通じて、隊員たちの連携と技術向上を図っています。

和歌山県大会での成功



岡崎救助隊は、令和7年6月に行われた和歌山県消防救助技術大会で素晴らしい成績を収めました。この結果により、次なるステップとして東近畿地区指導会への出場を果たし、見事に優勝を収めることができました。大会でのタイムは1分15秒025という優秀なもので、全国大会への切符を手にしました。

目指すは全国1位



令和7年8月30日に兵庫県消防学校で開催された全国大会では、岡崎救助隊はチーム一丸となって全国1位を狙って訓練してきました。訓練メンバーは、岩橋宏次(消防士長)、山口奎(消防士長)、中垣兼太郎(消防士長)、井田浩平(消防士長)、嶋田凌(消防士長)の5名です。

結果と今後の展望



全国大会では22チームが参加した中、岡崎救助隊は5位入賞を果たしました。タイムは1分21秒3で、目標であった全国1位には及びませんでしたが、全国大会での貴重な経験を得ることができました。隊員たちは、この経験を活かし、市民の安全を守るためさらに訓練に取り組む決意を新たにしています。

おわりに



岡崎救助隊の活躍は、和歌山市の安全のために大きな意味を持っています。市民の皆さんが安心して暮らせるよう、日々の訓練を通じてさらなる技術向上を目指す隊員たちの姿勢に、心からの敬意を表します。他の地域においても、消防隊の活動が市民の生活を支える重要な役割を果たすことを忘れず、彼らの取り組みに注目していきたいと思います。

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