株式会社東京アセットソリューション、蓄電池事業を開始
株式会社東京アセットソリューション(本社:東京都港区、代表取締役:寺敷信昭)は、2023年11月から
蓄電池事業を本格的に開始することを発表しました。この取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩であり、「人から街、社会、そして未来へ」というビジョンの下で進められています。
蓄電池事業開始の背景
同社は、2026年までに自社の電力使用量を再生可能エネルギー100%にすることを目指しており、その達成のためには再生可能エネルギーの導入拡大と安定供給が不可欠です。2023年度には、トラッキング付の非化石証書を導入することで、グループ全体の電力使用量に対して再生可能エネルギー比率100%を達成。
近年、再生可能エネルギーの発電量が増大している一方で、電力需給のバランスを保つための出力制御が課題になっています。この変動に対応するため、蓄電池の導入が急務とされ、政府も支援を強化しています。これを受け、東京アセットソリューションは蓄電池事業への参入を決定しました。
各事業の展開
東京都八王子市系統用蓄電池事業
このプロジェクトでは、蓄電池を電力系統に接続し、電力単価が低い時間帯に充電し、高い時間帯に放電・売電を行います。この方式により、安定した収益を生み出すことが可能です。
八王子市内の土地に蓄電池設備が設置され、2026年8月の運転開始を予定しています。
- - 所在地: 東京都八王子市
- - 蓄電池容量: 4,910kWh(BYD製)
- - EPC: GPSSエンジニアリング株式会社
- - アグリゲーター: デジタルグリッド株式会社
熊本県宇城市太陽光発電所併設型蓄電池事業
宇城市にある太陽光発電所に蓄電池システムを併設するこの事業では、発電所をFIP制度に切り替え、発電した電力を効率的に利用します。こちらも電力需要が低い時に蓄電し、高い時に放電・売電を行うことで、より高い収益を見込んでいます。
- - 所在地: 熊本県宇城市
- - 蓄電池容量: 8,250kWh(PowerX製)
- - 運転開始予定: 2026年5月
- - EPC: 藤井産業株式会社
- - アグリゲーター: 日鉄エンジニアリング株式会社
結論
この2つの事業は、高い収益性を誇りながら、電力需給バランスの調整という社会的課題の解決にも寄与するものです。東京アセットソリューションは、企業活動を通じて持続可能なエネルギー社会の実現を目指し、地域社会や地球環境への貢献を怠らない姿勢を貫いていきます。今後も次世代に誇れる企業であり続けるため、不断の努力を重ねていく方針です。