名古屋のつばめタクシーが新たな労働制度を導入
名古屋市を拠点とするつばめタクシーあんしんネットグループが、週休3日制の正社員制度を導入することを発表しました。この新しい労働モデルは、業界の常識を覆す取り組みとして注目を集めています。社員の働きやすさを重視したこの制度は、今後の労働環境にどのような影響を与えるのでしょうか。
つばめタクシーの多様なサービス
つばめタクシーあんしんネットグループは、単なるタクシー業務にとどまらず、要介護者の送迎や、急病人に駆けつけるお助けサービス、徘徊者を探すサービス、病院専用のドクターカーの運行など、多岐にわたるサービスを提供しています。特に、タクシー車両を利用したケアアテンダント業務は、地域の医療や介護のニーズに応える重要な役割を果たしています。
昨年の新入社員400名のうち99%がタクシー業務未経験者だったことからもわかるように、つばめタクシーは未経験者を積極的に受け入れる方針を持っています。女性社員の比率も15%を超え、新卒社員も毎年20名以上採用しており、多様性を重視した職場環境を提供しています。
受賞歴と評価の高まり
つばめタクシーあんしんネットグループは、第三回日本サービス大賞で地方創生大臣賞を受賞しました。また、女性ドライバーを活用する企業としても高く評価されており、ホワイト経営認定など、社内外からの評価が高まっています。
週休3日制の導入背景
今月16日から導入される新しい労働モデル、3勤1休および3勤2休は、生産性を維持しつつ社員の休暇を増やすという画期的な試みです。安定した受注に基づく需要予測システムの導入により、勤務日数を減らしても業務に影響を与えることはないと判断されました。これにより日中勤務や昼夜勤務での月10日の休みが実現します。
新しく入社する社員にとっても、AIを活用した需要予測により、月給30万円以上が実現可能になる見込みです。1日の拘束時間は10時間(休憩含む)に設定されており、月間の労働時間も見込み残業を含めて200時間を下回るため、生活の質が向上することが期待されています。
タクシー業界の新しい選択肢
長時間の乗務が常識となっているタクシー業界において、つばめタクシーの新制度は新たな風を吹き込んでいます。この取り組みにより、今まで労働時間がネックとなってきた求職者にも新しい選択肢が提示されています。一般職に比べて短時間で高収入が見込める環境が整うことで、多様な人材の確保が期待されています。
第三回サービス大賞での受賞理由にあった業界の常識を打破するこの取り組み。つばめタクシーあんしんネットグループの今後の動向には注目です。彼らの取り組みが今後のタクシー業界のスタンダードになっていくことが期待されます。
会社情報
- - 会社名: 株式会社あんしんネットなごや
- - 営業所数: 10営業所
- - 代表取締役社長: 天野朝之
- - 社員数: 956名
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