森の巨人プロジェクト第二弾が始動
愛媛県西条市で「森の巨人プロジェクト」の第二弾が立ち上がりました。これは、オランダのアーティストで観光保護活動家であるトーマス・ダンボ氏からのインスピレーションを受けて始まったものです。2019年にダンボ氏の作品を見て感銘を受けた発起人の馬場氏は、彼の理念を自社の精神と重ね合わせ、また、間伐材や廃材を使った新しい観光資源の創出を目指しています。
プロジェクトの背景
プロジェクトの発起人である馬場氏は、環境問題と四国の文化を結びつける観点から、放置林の再活用を考案しました。すでにアドベンチャーパークを運営し、年間1万人以上の利用者を集めている実績があり、今回のプロジェクトも彼らの理念である「ワクワクをすべての人に」を基にしています。
巨人型モニュメントの設置
今回、プロジェクトの舞台として選ばれたのは福岡県西条市にある「フォレストアドベンチャー・西条」です。この地では、森の中に全長約10メートルの巨人型モニュメントが建設されました。このモニュメントは手足を自由に動かすことができ、観光客がさまざまなポーズを取らせることができます。
当地のスタッフが指導を受けながら作業を進め、完成されたこの巨人の姿は圧巻です。製作を担当したのはKageyamaTreeServiceであり、三好西部森林組合からも材料の調達に協力していただきました。
環境を考慮した新しい試み
プロジェクトの中心にあるのは、環境への影響を最小限に抑えることです。アートとアクティビティを通じて楽しい体験を提供するとともに、訪れた人々の環境意識を高める場を作ることを目指しています。荒れた森林に魅力的なアートを設置し、多くの人々にその環境への関心を持ってもらうことが狙いです。
今後の展望
四国地域は多くの観光地に比べてアクセスが悪く、手入れがされていない森が多いのが現状です。しかし、アートによる地域の再生を目指すこのプロジェクトは、若年層の関心を引き、彼らが訪れるきっかけとなることを期待しています。楽しみながらアウトドア体験をし、同時に地域が新たな価値を持つような場所へと変わっていく様子は、多くの人々に喜ばれることでしょう。
観光客が戻りつつある今、地域の観光資源を生かしてさらなる発展を目指しています。プロジェクトへの参加希望者や、山林に建物を建設してみたい方々の声も広く募集中です。興味のある方はぜひご連絡を!
参考リンク