日清食品『カップヌードル』がCM好感度No.1、V2の快挙！

日清食品『カップヌードル』がCM好感度No.1、V2達成！

CM総合研究所が発表した2025年度のCM好感度ランキングで、日清食品の『カップヌードル』が見事に総合1位を獲得しました。前回の1位だった『チキンラーメン』に続き、2年連続での栄冠です。この結果は、食料品やアルコール、フードデリバリーといった生活の中で関与度が高いカテゴリが好評価を得る中での結果であり、多くの消費者に愛されるブランドであることを裏付けていると言えます。

大ヒットCMの魅力

『カップヌードル』のCMはCANDY TUNEのメンバーが浜辺でイカの形をした風船割りに挑むシーンが印象的で、吉田沙保里選手が登場し風船を次々と割っていくというユニークな内容が話題を呼びました。また、『FRUITS ZOMBIE』のパロディーといった斬新なアプローチも功を奏し、視覚を楽しませるCM展開が多くの消費者の心をつかんだのです。

一方、CM好感度で2位につけたのはUber Eatsの『Uber Eats』。こちらは中尾明慶さんと仲里依紗さん夫妻が主演するシリーズが好調で、外食中のアクシデントを描いたストーリーが多くの共感を呼びました。特に、リスに追い回されるシーンや、寒い日に衣服を重ね着しラーメン屋に向かう姿は、親しみやすさを感じさせ、印象を強く残したようです。

大谷翔平選手、タレント部門で歴史的1位

さらに、CMタレント好感度ランキングでは大谷翔平選手が堂々の1位に。彼は16社のCMに登場し、現役アスリートとして初の首位に輝いたのです。特に伊藤園の『お～いお茶』ではサッカーボールでのリフティングを披露したり、セコムのCMではCGを通じて長嶋茂雄さんとの対決シーンを描くなど、普段のイメージとは異なる新たな側面を見せることで注目を集めました。

レアな存在感と女性タレントの台頭

また、女性タレントでは今田美桜さんが多くの支持を受け、女性部門での初の首位に。彼女の多岐にわたる出演が功を奏し、視聴者の心を掴みました。同じく目黒蓮さんもキリンビールやカルビーなど多くのCMで高評価を獲得し、女性からの支持が特に顕著でした。

今後の展望

2025年度は新たにWebCM好感度部門が新設され、ハーゲンダッツが1位に輝きました。新木優子さんが登場するCM『いちご練乳みるく』が特に人気を集めており、情緒的な表現が消費者の心に響きました。生活の中で接する商品が上位にランクインする中で、これからのメディア環境において新しいアイディアが求められていることが伺えます。

CM好感度調査は、クリエイティブな潮流と消費者の反応を可視化するもの。今後も、ブランドやタレントがどのように市場で評価され、消費者の心を捉えていくのか、注目していきたいですね。なお、詳しいランキング内容は専門誌『CM INDEX』にて確認できます。