新しい床材ネオタタミ
2025-09-03 10:10:36

老舗畳屋が生み出した新たな床材「ネオタタミ」とは

老舗畳屋が提案する新しい床材『ネオタタミ』とは



滋賀県甲賀市を拠点に、約100年の歴史を持つ畳屋、鳥本製畳株式会社。彼らが新たに開発した『ネオタタミ』は、これまでにない次世代型の床材として注目を集めています。この革新的な製品は、畳の癒しの心地よさと、フローリングのモダンさを見事に融合させました。2025年9月からの正式販売が待望されている『ネオタタミ』は現代の住環境に対応するだけでなく、日本独自の素足で生活する文化を再評価するための提案でもあります。

開発の背景



近年、和室文化の衰退が進んでいます。特にマンションの普及に伴い、畳の存在感はどんどん失われ、フローリングが主流になっています。このような流れの中で、畳製造の老舗鳥本製畳は、畳屋だからこそ思いつける未来を見据え、2年の歳月をかけて『ネオタタミ』を開発しました。

職人の技術が光る仕上がり



『ネオタタミ』の最大の特徴は、畳職人が手掛けた特有の「巻き込み加工」です。従来のパネル型床材では、角が目立ち、接合部が不格好になることが多いのですが、ネオタタミにおいては、優れた仕上げ技術により、隙間なく美しい仕上がりが実現されました。このデザイン的な美しさは、類似品では味わえない違いを生み出しています。さらに、巻き込み加工によって、耐久性も高まり、長期間使用しても見た目が美しいまま保つことが可能です。

『ネオタタミ』の特徴



  • - クッション性と耐久性の両立:踏み心地が柔らかく、安心して寝転ぶことができる床材です。
  • - 簡単施工:サイズ調整が簡単で、メンテナンスも楽。掃除機や水拭きも手軽です。
  • - 冷たくない床:冬でも冷たくなく、特に高齢者や小さなお子様に優しい設計です。
  • - デザイン性:現代的なインテリアとも調和し、和と洋が見事に共存しています。

畳文化の未来を見据えて



『ネオタタミ』は、畳の良さを残しつつ、現代の生活にマッチした新しい選択肢を提供します。その機能性やビジュアル面の優れたバランスは、住宅リフォームや新築の設計においても注目されています。この製品を通じて、新たな畳文化の道を切り開きたいという理念が強く込められています。

未来に向けた想い



鳥本製畳の代表、鳥本義則氏は「本当に畳に戻ってきてほしいが、その前に『ネオタタミ』を通じて素足で暮らす楽しさを再認識してほしい」と語ります。彼はこの製品が、畳との接点を持つための“入り口”になり、畳に関する理解を深めていくことができると信じています。

インバウンド市場からの注目



日本文化への関心が高まっているインバウンド市場においても、『ネオタタミ』は注目されています。旅館や飲食店だけでなく、カフェや宿泊施設にも導入が進み、外国人観光客にとって快適な空間を提供します。靴を脱いで地べたに座る日本のスタイルを、現代的かつ衛生的に体感できる手段として、『ネオタタミ』が重要な役割を果たしています。

多様性と伝統を融合した『ネオタタミ』は、日本の未来と文化をつなぐ架け橋となることでしょう。


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会社情報

会社名
鳥本製畳株式会社
住所
電話番号

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