豊中市と伊丹市が水平リサイクルで脱炭素社会の実現へ!
豊中市と伊丹市は、サントリーホールディングス株式会社、サントリー食品インターナショナル株式会社、遠東石塚グリーンペット株式会社、そして両市の共同施設である豊中市伊丹市クリーンランドと共に、ペットボトルの水平リサイクルに関する協定を締結しました。この協定は、使用済みペットボトルを新たな石油資源を使用せずにリサイクルする「水平リサイクル」を推進することで、持続可能な循環型社会の実現と脱炭素社会への貢献を目指しています。
協定に基づき、両市から回収された使用済みペットボトルの一部(年間約125トン)を水平リサイクルに活用します。これにより、年間約181トンのCO2排出削減が見込まれ、環境負荷の低減に大きく貢献すると期待されています。
水平リサイクルは、従来のペットボトルリサイクルのように、ペットボトルを繊維や樹脂などに加工するのではなく、元のペットボトルと同じ素材のペットボトルに再生する技術です。そのため、品質の高いリサイクルが可能となり、繰り返し使用することができます。
今回の協定では、水平リサイクルの推進に加え、資源循環に関する環境学習なども実施される予定です。地域住民への啓発活動を通じて、資源循環への理解を深め、持続可能な社会の実現に向けた意識を高めることが期待されています。
協定締結式は、令和6年6月27日に豊中市伊丹市クリーンランドで行われ、サントリーホールディングス株式会社の橋本智裕様、遠東石塚グリーンペット株式会社の安田真一様、伊丹市長・豊中市伊丹市クリーンランド副管理者の藤原保幸様、豊中市長・豊中市伊丹市クリーンランド管理者の長内繁樹様が出席しました。
この協定は、地域と企業が連携して環境問題に取り組む好例と言えるでしょう。水平リサイクルの推進を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが加速していくことが期待されます。