建設DXの進化
2025-07-07 15:51:24

メタリアルグループが三建設備・Reviztoと建設業界のDX推進へ

メタリアルグループ、建設業界DXを加速する協力体制を築く



株式会社メタリアルは、グループ企業であるSTUDIO55、三建設備工業、そしてReviztoと共に、建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる新たな協力体制を2025年7月1日に構築しました。この協力により、VR(仮想現実)とAR(拡張現実)を活用した施工管理手法の確立を目指し、建設現場でのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)活用を進化させていきます。

1. VRを利用した施工図の事前確認


この新しい協力体制では、施工図をVR空間で活用する技術の確立に焦点を当てています。具体的な取り組みとして、3D空間にアバターとして入ることで、機器やバルブの配置を身体的に感じながら確認することができます。特にバルブのハンドルの向きなど、現場での使いやすさに直結する要素の確認は、従来の3D画面では難しかったとされています。Reviztoのゲームエンジンをベースにした技術によって、これらの課題が解決されることが期待されています。VRを用いた事前確認は、施工現場での手戻りを減少させ、全体的な施工品質を向上する要因となるでしょう。

2. ARを活用した現場情報の可視化


AR技術の導入により、建築図面上でBIM化が難しい仮置き材料や構造図にない補強材など、必要な情報を現実空間と施工図BIMとを合成することが可能になります。これにより、現場での予期せぬ調整や追加手配を減らし、スムーズな工程進行を実現します。ARを用いて手元のデータを強化することで、作業員はより迅速に正確な判断ができるようになるのです。

3. 共同検証とフィードバック体制


三建設備工業は実際のプロジェクトにおいて、これらのVR・AR技術の実証を行い、その結果をSTUDIO55およびReviztoにフィードバックします。これにより、運用方法の改善や新たな課題の洗い出しを共同で行い、BIMを埋め込んだ新世代の施工管理手法の確立を目指していきます。この協力体制は、今後の建設業界のデジタルトランスフォーメーションを推進する上での中心的な役割を果たすと考えられています。

企業プロフィール


メタリアルグループについて


メタリアルグループは、「世界中の人々を場所・時間・言語の制約から解放する」を企業理念として、特に翻訳市場において多大な影響を与えている企業です。ITや医療、法律など多岐にわたる分野での文書AIの企画・開発を手がけており、顧客特化のサービス提供を行っています。

STUDIO55のビジョン


STUDIO55は、「Support Your Design」を掲げ、クライアントのデザインを実現するために様々な視覚化技術に取り組んでいます。入念なデザインデータの見える化により、地球環境や社会に優しい価値を提供することを目指しています。

三建設備工業の実績


三建設備工業は、東京都中央区に本社を置く総合設備工事会社であり、先進技術を活用した施工実績の豊富な企業です。空調、衛生、電気設備など、幅広い分野で高品質なサービスを提供しており、社会の発展に貢献するためのさらなる成長を目指しています。

Reviztoの技術


Reviztoはスイスに本社を持ち、建設業界向けの統合コラボレーションプラットフォームのリーディングカンパニーとして知られています。独自の技術によって、80カ国以上のプロジェクトにおいてBIMデータの共有や可視化をリアルタイムで実現しており、業界のDX推進において重要な役割を果たしています。


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会社情報

会社名
株式会社メタリアル
住所
東京都千代田区神田神保町3丁目7番1号ニュー九段ビル
電話番号
03-6685-9570

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