モロゾフ、アリエル・エンタープライズで100周年に向けた改革を推進

モロゾフ、洋菓子の老舗として知られるこの企業は、日本ではバレンタインチョコレートの先駆者としても有名です。1931年、神戸で誕生したこのブランドは、スイーツを楽しむ心豊かなライフスタイルを提案し続け、百貨店への出店を基盤として全国に1,000店舗以上展開しています。現在、モロゾフは100周年に向かう中期経営計画のもと、改革を進めており、その骨子は「Change(改革)」「Challenge(挑戦)」「Create(創造)」の3つのステップに整理されています。これにより、組織のスリム化や、商品群の集中と選択、新商品や新市場の開拓に取り組んでいます。

また、モロゾフは持続可能な発展のために新たな情報共有システムの構築にも着手しています。特に重要なのは、アリエル・エンタープライズというクラウドサービスの採用です。このサービスは、業務環境の柔軟性を高め、ユーザーニーズに合ったシステム変更が可能となるため、選ばれました。阪神・淡路大震災での教訓を生かし、災害時の事業継続性(BCP)を強化するための施策として、今回のシステム刷新が行われました。

クラウド化によって、日常的な情報共有がスムーズに行える体制が整えられることが期待されています。これにより、災害発生時のリスクを軽減し、重要業務を継続可能にする仕組みが確立されるとしています。

アリエル・エンタープライズの導入によって、モロゾフは社内情報の集約や活用を一層促進します。このプラットフォームでは、グループウェア、商品データベース、業務報告管理、申請ワークフローなど多岐にわたる業務アプリケーションを統合し、売上管理やPOSシステムといった外部システムとも連携できるよう設計されています。また、店舗へのタブレット導入により、顧客提案力が向上し、経営ダッシュボードを活用した迅速な経営改善も可能になります。

これまで店舗展開を進めてきたモロゾフは、今後もアリエル・エンタープライズを活用することで、全社的な情報共有戦略を強化し、社内のコミュニケーションやコラボレーションを活性化することに努めます。これにより、従業員の効率を高めるだけでなく、顧客に対するサービスの質向上にも寄与することが期待されています。

モロゾフの100周年に向けた改革の進展は、今後のスイーツ業界にとっても大きな注目の的となるでしょう。挑戦を続ける企業の姿勢は、私たちにスイーツを楽しむ心をさらに育むきっかけを与えてくれます。

会社情報

会社名
アリエル・ネットワーク株式会社
住所
東京都港区虎ノ門3-4-7虎ノ門36森ビル7階
電話番号
03-5777-5562

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