松竹映画が舞台化!『武士の献立』のミュージカル版が登場
松竹映画と北國新聞が共同制作した映画『武士の献立』が、ミュージカルとして新たに生まれ変わります。今回の舞台は、東京・草月ホールで7月10日から7月16日、さらに石川・能登演劇堂で8月8日から10日まで上演されることが発表されました。
期待される演出とキャスト
このミュージカル版『武士の献立』は、シリーズ3部作の最終章『PRINCESS TOKUGAWA』や松本清張原作の舞台『黒革の手帖』を手掛けるAlexandrite Stageが制作します。演出を担当するのは俳優の野口大輔で、彼の独創的なビジョンがどのように舞台に反映されるのか、非常に楽しみです。
物語の舞台は江戸時代の加賀藩。実在の人物である包丁侍・舟木伝内と、その家族の絆や料理の数々がユニークな視点で描かれています。家族の歴史は毎日の献立とともにあった、というテーマが織り込まれたこの物語は、多くの人々に共感を呼び起こすことでしょう。
舞台版では、映画で上戸彩が演じた主人公の舟木春役を、元モーニング娘。の小川麻琴と飯窪春菜が演じます。舟木安信役には藤岡勇成とHAYATOがキャスティングされ、舟木伝内役には和泉元彌が回る予定です。また物語を彩る語り部には、元宝塚の剣幸を起用しました。豪華なキャスト陣が魅力を引き立てることでしょう。
5感を刺激する特別な演出
野口大輔は「舞台上で実際に調理が行えないため、匂いの特殊マシーンを導入し、香りの演出を施した4Dシアターで上演する」と説明しています。観客は包丁の生音で聴覚を、豊かな香りで嗅覚を、伝統的な衣装による視覚を楽しむことができる、新たな体験を提供します。
「日常の料理や食を通して人との絆を再考させる作品に仕上げました」と語る野口。舞台はまさにアトラクションのように楽しめ、現実世界とはかけ離れたエンターテインメントを提供します。
観客の心を打つキャストの言葉
キャスト陣もこのミュージカルに対する意気込みを語っています。舟木伝内役の和泉元彌は、「作品の力を実感でき、心が揺さぶられる」と述べ、心のこもった演技を約束しました。また、小川麻琴は「困難に直面しながらも、春の明るさを最大限に表現したい」と意気込みを語っています。
このように、多くの人々の想いや願いが舞台上に込められた『武士の献立』。ぜひ生の舞台でその魅力を体感してみてください。新たに生まれ変わったこの作品が、観客たちの心に響くことを願っています。
公演情報
- - 東京公演: 草月ホール(2025年7月10日〜16日)
- - 石川公演: 能登演劇堂(2025年8月8日〜10日)
チケット情報
- - R席: 15,000円
- - SS席: 12,500円
- - S席: 10,000円
- - など、各種チケットが用意されています。
この機会を逃さず、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。