英語学習における挫折の実態と解決策を探る
株式会社レアジョブが634名を対象に行った調査によって、英語学習者の多くが直面する「挫折」の実態が明らかになりました。この調査は、人的資本経営やリスキリングの潮流が促す中、当の学習者たちの「学習ゾンビ状態」について詳しく分析しています。
調査結果から見えた学習者の実情
調査の結果、65%の学習者が何らかの形での挫折を経験。それも、特に初級から中級レベル(CEFR A1~B1)での挫折が多いことが分かりました。初級者は語彙や文法の基礎不足に苦しみ、成長を実感することができないため、モチベーションが低下しやすいのです。中級者も似たような苦悩に直面し、成長実感を得られない時期に差し掛かると、挫折しやすくなります。
“学習ゾンビ状態”とは何か
さらに、調査対象者の約8割が過去の失敗を乗り越えた後も同じ悩みを抱え続ける「学習ゾンビ状態」にあることが分かりました。
その状態には、「成長実感を得られない」や「学習時間がない」といった共通の悩みがあることが浮き彫りになりました。また、新たな問題として、AIを活用した学習サービスの急増により、どの学習法が自身に合っているかを見極められず、ストレスを感じることも挙げられています。
年代別に見る挫折の理由
挫折の理由は年代によって異なることも明らかになりました。20代は「習慣化が難しい」、30代では「成長を実感しにくい」、40代以降では「忙しさから学習時間が確保できない」といった具体的な理由が多いです。これらの理由は、それぞれのライフステージによる環境の変化や、責任の増大などから来ていると考えられます。
学習時間は確保できているのに…
調査では、学習時間は平均して1日45分程度とされている一方で、「時間が足りない」という意識が根強いことも判明しました。しかし、学習の本質は「時間」にあるのではなく、その「密度」にあります。自分に合わない学習法を続けている限り、どれだけの時間を費やしても成果には繋がりません。そのため、限られた時間をどれだけ効率よく使えるかが鍵だと考えられます。
統括:未来への新たなアプローチ
調査結果を受け、英語学習においてはAI技術と人の両方の強みを活かしたアプローチが重要であるとされています。レアジョブは、その双方を融合させた新サービスを発表予定であり、学習者の個々のニーズに合った学習法を提案することで、学習者が抱える迷いや悩みを解消し、成長実感を提供していく方針です。これにより、すべての学習者が「学習ゾンビ状態」から脱却し、成果の出る未来を実現する力を持てるようになることを目指しています。