地域と都市が交わる拠点「SOIL NIHONBASHI」
東京都の中心地、日本橋に新たにオープンした「SOIL NIHONBASHI」。この施設は、地域の子ども達が遊ぶ緑豊かな公園に隣接したカフェベーカリーと、上層階には公園ビューのコーポラティブオフィスからなります。2021年12月の開業以来、地域と都市の架け橋として、多様な活動が期待されています。
SOILシリーズの一環として展開
「SOIL NIHONBASHI」は、2021年4月に広島県尾道市の瀬戸田で開業した「SOIL SETODA」に続く2拠点目となります。SOILシリーズは「ローカルのルーツは土壌(SOIL)にある」というコンセプトのもと、各地の魅力を都市に発信する場です。
日本橋は、五街道の起点として多くの地域文化が交差する場所。そこでSOIL NIHONBASHIは、尾道市瀬戸田や福島、軽井沢、北杜など全国各地の企業や団体とつながり、地域の魅力を提供する場とされています。
公園との結び付き
SOIL NIHONBASHIは「公園を拡張する役割を担う」という理念を掲げ、一階部分には新たに壁が開かれ、施設から公園への自由な出入りが可能です。また、カフェベーカリー「Parklet Bakery」や、ギャラリー、イベントスペースが設けられ、地域の農業やクラフト活動とのコラボレーションが行える場所となります。
Parklet Bakeryの紹介
1階のカフェベーカリー「Parklet Bakery」は、アメリカ人夫妻による天然酵母のサワードウブレッドが自慢です。地元の有機食材を使用し、カリフォルニアキュイジーヌを体験できるこの店舗は、キッズフレンドリーかつペットフレンドリーな空間としても評価されています。コーヒーも、一杯が環境問題への寄与となることを目指し、「Overview Coffee」の商品が楽しめます。
コーポラティブオフィス「SOIL WORK」
2階から6階には、入居者同士のつながりを促進するコーポラティブオフィス「SOIL WORK」が展開。フリーアドレスや固定席のプランがあり、入居者は共同でイベントを企画しながら地域の魅力を発信します。
2階にはオープンキッチンや会議室、共用のシェアキッチンが設置され、3階以上は公園ビューの個室区画が用意されています。入居企業には、建築や旅館経営など多様な分野から集まった企業が参加し、それぞれの専門分野を活かした活動が期待されています。
日本橋での地域交流を促進
SOIL NIHONBASHIは、都市の人々にとって地域への発着地となり、逆に地域にとっては都市向けに魅力を発信する場を提供します。入居企業は地域の農家やクラフトマンとつながりながら、マルシェやカルチャーイベントを通じて町に新たな価値を生み出すことを目指しています。
SOILシリーズは今後、京都や長野などへの展開も計画中。各施設の入居者は宿泊や食事の優待を受けられる特典もあり、ローカルと都市の新しい交流の場として発展することが期待されています。
お問い合わせ先
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