年末年始は海外旅行へ！人気の韓国・台湾・ハワイと体調管理法

2024年年末年始海での旅行先人気と体調管理の重要性

2024年の年末年始が近づく中、多くの人々が海外旅行を計画しています。第一三共ヘルスケア株式会社が実施した調査によると、過去10年間に海外旅行の経験がある人の約52.7%が、年末年始に海外に出かける予定だと答えています。特に人気の高い旅行先は「韓国」、「台湾」、そして「ハワイ」となっており、これらの場所はフライトも短くアクセスが良いため、選ばれる理由の一つと考えられます。

海外旅行中のトラブル

興味深いのは、海外旅行中にトラブルが起きやすい要素です。特に「言語の壁」に悩まされる旅行者が多いことが調査で判明。旅行中に経験したトラブルの中では35.0%が「言語の壁」と回答しており、次いで33.0%が軽度の体調不良（腹痛・頭痛・下痢など）を挙げています。このようなトラブルを回避するためにも、基本的な現地の言語や文化を学ぶことは旅行者にとって重要です。

また、6割以上の人が過去に体調不良やケガを経験したと答え、特に下痢や食あたり、腹痛といった症状が挙げられています。こうした体調不良を避けるためにも、旅行に際しての健康管理が非常に重要です。

健康・衛生管理の必需品

調査では旅行に持参して良かった健康や衛生管理に関するものとして、トップが「除菌シート・スプレー」、次が「解熱鎮痛薬」となりました。さらに「マスク」も多くの人に支持されています。これはコロナ禍の影響もあり、特に海外では衛生管理に気を配る人が増えているためと考えられます。

正しい薬の持ち込み方

加えて、海外旅行時に必要な薬の持ち込み方に関する知識が不足していることも判明しました。調査によると平均正答率は53%で、「薬はピルケースに入れない」ということが51.5%の正答率でした。また粉薬の持ち込みは避けた方がいいということや、液体の薬を透明容器に移し替える必要がない場合も多いといった点が挙げられました。

体調管理と体調不良時の対処法

内科医である丹羽崇先生によれば、海外旅行中の体調管理は非常に重要です。まず、外務省のホームページで渡航予定国に関する情報をチェックし、「たびレジ」に登録することを勧められています。これにより、緊急時の情報をリアルタイムで受け取れるほか、安否確認や支援を受けることができます。

体調不良が起きた際には「いつもと違う」感覚を大切にし、強い症状が出た場合は病院を受診することを検討してください。市販薬の持参も効果的で、特に飲み慣れた薬を持っていくことで旅行中の体調管理が楽になります。

持参すべき市販薬と衛生用品

旅行時に持って行くと良い市販薬として、解熱鎮痛薬、総合感冒薬、抗アレルギー薬、胃薬、吐き気止め薬の5つが推奨されています。また、虫よけスプレーや虫刺され用の薬も特に東南アジアや中南米を訪れる場合は必須です。

海外旅行を思い切り楽しむためには、事前の準備と体調管理が鍵です。良い旅行になりますように、十分な準備を整えて出かけましょう。

※参考文献: 第一三共ヘルスケア株式会社調査結果