日本人の観光意識
2025-07-14 10:35:18

訪日観光客の増加に日本人はどう向き合うか?最新調査から見る意識と感情

訪日観光客の増加に日本人はどう向き合うか?最新調査から見る意識と感情



コロナ禍が明け、訪日観光客が急増している日本。これを受け、株式会社oneが実施した「インバウンド時代の日本人の意識と行動調査」から、人々の心の内を探ります。調査によれば、今年に入って外国人観光客に話しかけられた経験のある人は全体の25.0%に上ることが明らかになりました。このような情報を元に、日本人が抱える感情や意見を深く掘り下げていきます。

インバウンドとの接点の増加


調査は全国の10代から60代までの男女1,000人を対象に行われ、最も多く挙がったのは「道を聞かれた」というシーン。外国人との会話が日常の一部となっていることが実感されます。緊張を感じる一方で「楽しかった」や「嬉しかった」といったポジティブな反応もあり、国際交流への期待が高まっていることがわかります。

増加に対する複雑な心情


しかし、全体の65.2%が訪日観光客の増加を「嬉しくない」と感じているのも事実です。不安要因としてはマナーや治安、混雑が挙げられ、特に地域住民からのネガティブな意見が目立ちます。観光業の活性化や文化交流を評価する声もありますが、現実的な問題についての深刻な懸念も根強いです。

日本の魅力の再発見


ここで注目したいのは、訪日観光客からの視点で再発見された日本の魅力です。調査結果では、「日常のマナー」や「交通の正確さ」など、外国人の目を通して日本の良さを再確認する機会にもなっていることが示されました。52.7%の人が「観光立国ニッポン」に誇りを感じていることからも、日本人が自国の文化に対する意識が向上していることが理解できます。

感覚のズレと交流の機会


さらに、67.2%が「訪日観光客と日本人で観光に対する感覚が異なる」と答えており、具体的には「大声での会話」や「文化財での行動」が気になると多くの人が感じています。しかし、特に若い世代はこの交流をポジティブに捉える傾向があり、観光地だけでなく、日常の場面でも外国人とのふれあいを楽しんでいることが示されています。

おわりに


訪日観光の増加に伴い、日本人の意識も変わりつつあります。一方では不安や戸惑いがあり、他方では新たな交流を励みにする姿勢が見受けられます。国際化が進む中で、観光マナーの共有や文化交流の重要性が今後も増していくことでしょう。この調査は、日本における観光のあり方を見直す貴重な機会を提供しています。


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会社情報

会社名
株式会社one
住所
東京都新宿区神楽坂6-42神楽坂喜多川ビル3F
電話番号
03-6826-6641

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