新しい融資スキーム
2022-02-01 17:39:50
山陰合同銀行が新しい融資スキームを導入、ESG戦略を支援
山陰合同銀行の新たな取り組み
山陰合同銀行は、地域に根ざしたリーディングバンクとして、持続可能な社会の実現に向けて積極的に取り組んでいます。このたび、新たに導入された「ごうぎんサステナビリティ・リンク・ローン(自行評価型)」は、環境対策を進める企業や個人に向けた画期的な融資スキームです。
ごうぎんサステナビリティ・リンク・ローンとは?
「ごうぎんサステナビリティ・リンク・ローン」は、融資を受けるお客様のESG(環境・社会・ガバナンス)戦略に基づいて具体的な取り組み目標を設定し、その達成状況に応じて金利が変動する仕組みです。従来は、外部機関による評価が必須でしたが、今回は自行評価型に切り替えられ、より利便性の高い選択肢が提供されます。
環境目標へのシフト
今回の改訂の大きな特徴は、温室効果ガスの排出量削減を取り組み目標として設定した点です。これによって、融資を受ける企業は外部評価を受けることなく、銀行側の評価に基づいて利率が変動します。手続きの簡略化と、コストの軽減が期待できるため、導入障壁が低くなります。融資対象は5千万円以上で、事業資金としての活用が可能です。
環境ガイドラインへの適合
この融資スキームは、株式会社格付投資情報センター(R&I)からも支持を受けており、環境省のガイドラインに沿った形で評価が行われます。これにより、お客様は安心して融資を受けることができ、持続可能な経営を進めることができるのです。
取扱開始日と今後の展望
取扱開始日は2022年2月1日となっており、これから多くの企業がこのスキームを利用することが期待されています。山陰合同銀行は、地域との共存・共栄を目指し、脱炭素社会の実現を通じて新たな価値を創造していく方針です。
地域経済と環境に配慮した取り組みを進めることが、今後のビジネスモデルにおいても重要な要素と言えるでしょう。サステナブルファイナンスの考え方を取り入れた新たな融資スキームが、企業にとって魅力的な選択肢となります。これを機に、ますます多くの企業がESG戦略の重要性を認識し、その取り組みを加速させることを期待したいです。
詳細については、山陰合同銀行の公式ウェブサイトで確認できます。
会社情報
- 会社名
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株式会社山陰合同銀行
- 住所
- 島根県松江市魚町10
- 電話番号
-
0852-55-1000