介護と仕事の両立
2025-03-27 11:04:21

ビジネスケアラーの6割以上が介護と仕事の両立に苦しむ現実

介護と仕事の二重負担



最近、株式会社クラウドケアが実施した調査結果から、ビジネスケアラーと呼ばれる、仕事をしながら介護を行っている人々の実態が浮き彫りになりました。この調査では、391名の20歳から65歳のビジネスケアラーからの回答を基に、介護と仕事の関係について深く掘り下げています。

調査のポイント



調査の結果、ビジネスケアラーの約66%が「仕事をしながら介護を行う中で働き方を変えた」と回答しました。これがどれほどの負担を彼らにかけているのか、具体的な数値が示しています。

介護する親族の実態



回答者に介護している親族について尋ねたところ、「母親」を介護していると答えた人が57.3%で最も多く、次いで「父親」が36.1%という結果になりました。このように、主に親世代を支える形で、ビジネスケアラーは日常的に介護を行っています。

体験談:通院の付き添い



介護の具体的な内容では、通院の付き添いが65.7%で最も多いということがデータに現れています。これは、医療サービスを受けるためのサポートがいかに重要であるかを示しています。その他にも、日常生活の支援(61.9%)、食事の準備(47.8%)などが挙げられています。

離職を考えるビジネスケアラー



さらに驚くべきは、介護が必要になったために離職を考えたビジネスケアラーが60%を超えているという点です。「介護が必要になり離職について考えた」と回答した人は、強く考えたという人が29.4%、多少考えたという人が32.5%という結果になりました。

働き方を変えた理由



具体的な働き方の変化についても見ていきましょう。働き方を変えたと感じているビジネスケアラーの中で、実に20.5%が「離職した」と回答しています。どのような理由から彼らはこの選択をしたのか、介護と仕事を両立することが難しいという現実が浮き彫りになります。

介護支援制度の現状



また、企業の介護に関する福利厚生や支援制度については、44.5%が「制度はあるが、十分とは感じない」と回答しました。これは、より多くの企業が介護支援に関して改良を行う必要があることを示しています。

公的介護保険サービスの利用



土日の公的介護サービス利用についても、多くの人々が不満を抱えていることが分かりました。「土日に利用したいが、地域に事業所がなく、または人手不足で利用できなかった」事例は37.1%にも上ります。これは、具体的な介護ニーズに対して公共サービスが追い付いていないという実情を物語っています。

外国人技能実習生への期待



2025年4月から外国人技能実習生が訪問介護に従事できるようになるのを、74%のビジネスケアラーが期待していますが、一方で不安を感じる声も多いです。特に「受け入れてくれるかが心配」という意見が見られ、介護の現場における人材不足の課題は解決されるかという観点からも注目が集まります。

まとめ



この調査結果から、ビジネスケアラーが抱える多層的な問題が見えてきました。介護と仕事の両立は今も多くの人々にとって大きな課題であり、企業や社会全体での支援が急務です。クラウドケアでは、ビジネスケアラーが大切な家族の介護を行いながら、平穏に働けるような環境作りをしていくことが求められています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
株式会社クラウドケア
住所
東京都渋谷区道玄坂1-19-14 COERU渋谷道玄坂9階
電話番号
0120-972-790

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。