永樂屋410周年特別展
2025-10-22 12:11:27

永樂屋が410周年を迎え、絹本作品の新作を発表しました

永樂屋の410周年記念展が描く伝統と革新


京の老舗・永樂屋が、創業410周年を祝して特別な絹本作品を発表しました。江戸初期に設立された当社は、400年超の歴史を誇る時間を超えた芸術の結晶を手がけています。今回の特別展において、京都吉兆、華道家元池坊、現代のアーティスト山本太郎氏、書家名方亜紀氏とのコラボレーションによる新たな絹本作品や手描きの友禅スカーフが登場し、伝統工芸の魅力を現代に生かす試みが展開されます。

特別な絹本作品とスカーフ


新作の絹本作品は、シルク生地に手描き京友禅の技法が施されており、その美しさはまさに目を奪われるもの。技術を駆使した職人たちによる、下絵から糊置き、彩色、金彩までの工程が、一つひとつ丁寧に施されています。さらに、作品は京友禅の優雅さのみならず、書の表現や様々な素材と技法を用いた多様性も兼ね備えています。

京都吉兆とのコラボレーション


京都吉兆との連携では、伝説的な日本画や屏風絵を手がけた上村松園や与謝蕪村といった著名アーティストたちの作品が、永樂屋の染色技術をもって新たに彩られました。これらの作品は、私たち日本美術史において貴重なものとなり、永樂屋の技術によって布にその美が写し取られる様子は、見ごたえがあります。

華道家元池坊との作品


華道の名門、池坊との合作では、二代・池坊専好による立花の図が京友禅の技法で表現され、心洗われるような構成がなされました。この技法は、江戸時代の美術が生き生きとした姿を持つものであり、池坊の華道の精神を織り交ぜた作品が誕生しました。

山本太郎氏との新たな作品


また、ニッポン画家として知られる山本太郎氏が、「私は昔『モモタロウ』と云われてました」という題名のもとに描き下ろした作品も注目されています。原画への現代的な解釈は、視覚的に楽しませてくれるだけでなく、永樂屋の絹本技術との共鳴を生み出しています。

名方亜紀氏とのコラボ


書家である名方亜紀氏も参加し、本展において彼の作品は、絹本やスカーフの生地に直接筆を入れる形で表現されています。彼の「愛」「雨」「光」といった言葉が、伝統的な技術の中に新鮮な息吹を与えており、見る者の心に強い印象を残すことでしょう。

永樂屋オリジナルの作品


永樂屋自身によるオリジナル作品も見逃せません。手ぬぐいや風呂敷、またブランド「ディアギレフ&マレ」に基づくスカーフ作品など、410年の歴史の中で受け継いできた図案が、新たな形で命を吹き込まれています。また、十代細辻伊兵衛が母のために依頼した掛け軸に基づく作品も新たに生まれ、喜びをもたらす象徴としての瓢箪が描かれています。

特別展の開催


この特別展は、細辻伊兵衛美術館にて、2025年10月28日から2026年1月28日まで開催されます。多様な作品が一堂に会する中、永樂屋の継承してきた技術がどのように現代に生かされているのか、ぜひ足を運んで目にしていただきたいです。

参加アーティストとお取り組み


  • - 京都吉兆: 創業者・湯木貞一の信条に基づいた日本料理を提供し、地域ならではの食文化を大切にしています。
  • - 華道家元池坊: 伝統のいけばなを受け継ぎながらも、新しい表現方法を模索し続ける池坊の活動も注目です。
  • - 山本太郎氏: 現代の風俗を取り入れた独自のスタイルで、多くの支持を集めているアーティストです。
  • - 名方亜紀氏: 書の世界を広げ、さまざまな場面でアートとアートの交わりを見せる書家です。

永樂屋の概要


永樂屋は、江戸初期に創業し、長い歴史を持つ綿布商としての顔を持っています。創業当初は織田信長公に仕えた商人でもあり、その後、綿や麻の着物の取り扱いに転換し、現在まで続いています。今も京都で展開する伝統を守りつつ、新しい作風を取り入れた挑戦を続けています。

公式サイト: 永樂屋
Instagram: @eirakuya_since1615


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会社情報

会社名
株式会社永楽屋
住所
京都府京都市中京区役行者町368
電話番号
075-256-7881

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