レビューを書くかどうかに関するアンケート調査
株式会社メディアシークが提供するスマートフォンアプリ「QR/バーコードリーダー・アイコニット」より、購入した商品やサービスについてのレビューの記入頻度を調査した結果が発表されました。この調査は2024年12月15日に実施され、24,058名のユーザーからの回答をもとにしています。以下、調査結果の詳細を見ていきましょう。
レビュー記入の頻度
調査における回答者たちのレビュー記入頻度は以下の通りです。
- - よく書く: 3%
- - ときどき書く: 27%
- - ほとんど書かない: 42%
- - 一度も書いたことがない: 28%
この結果からわかるように、約7割近いユーザーが「ほとんど書かない」または「一度も書いたことがない」と回答しています。レビューを書く頻度という観点から見ると、多くの消費者は積極的ではないことが示されました。
高評価レビューと低評価レビュー
次に、高評価レビューと低評価レビューの記入傾向を調査しました。その結果は以下の通りです。
- - 高評価レビュー: 36%
- - 低評価レビュー: 7%
- - どちらとも言えない: 57%
圧倒的に「高評価レビュー」の方が多く書かれる傾向にあり、「低評価レビュー」は少数派となっています。これは消費者の心理的要因が大きく影響しているかもしれません。特に高評価を付けることに対しては、他者へのポジティブな情報を伝えたいという思いが強く働くと考えられます。
謝礼がある場合のレビュー意識
アンケートでは、「レビューをしたら粗品やギフト券のプレゼント」などの謝礼があった場合、レビューを書く意欲が変わるかどうかも尋ねました。この質問に対する回答は以下の通りです。
- - する: 39%
- - しない: 20%
- - 分からない: 41%
約4割が謝礼を受けてレビューを書くことに積極的であることがわかリますが、全体の約半数以上が不明と回答しました。実際にはどのような影響があるのか、今後の研究が必要と言えそうです。
謝礼レビューの評価調整
最後に、「積極的にレビューをする」と回答したユーザーに対し、謝礼を目的に実際よりも高い評価をつけたことがあるかどうかを尋ねました。その結果は以下の通りです。
- - ある: 23%
- - ない: 67%
- - 覚えていない: 10%
実際に高評価を意図的につけるケースは少数派ですが、少なからず存在していることが判明しました。これが消費者の信頼性にどのように影響を及ぼすのか、今後の調査テーマになるかもしれません。
まとめ
この調査結果からは、消費者はレビューを書くことに対して比較的消極的であることが明らかになりました。また、レビューを書く動機は謝礼に左右される部分もある一方で、ポジティブな情報を他者と共有したいという欲求も見て取れます。これらの心理を理解することで、企業はより良いサービスを提供できるかもしれません。
マスコミなどへの情報提供は、出典元として「アイコニット・リサーチ」調べをご明記ください。詳細な調査結果については、公式サイトをご覧ください。