2024年ECサイト利用実態調査結果発表
マーケティングソリューションを提供するRepro株式会社が、今期の「ECサイトについての利用実態調査 2024」を発表しました。本調査では、1,030名のECサイト利用者を対象として、現在の購買行動や需要を詳しく分析しています。
調査の概要
本調査は2024年1月26日から1月28日までの期間にインターネットを通じて実施され、結果をレポートとして公開しています。調査の目的は、ECサイト利用者が重視する機能やサービスを明確にし、企業が顧客体験を向上させるための参考とすることです。特に、アプリとWebサイトにおける利用の違いや顧客満足度を中心に分析しました。
調査結果のポイント
調査結果から明らかになった注目すべき点は以下の通りです。
1.
訪問時の購入意欲
約30%のユーザーが「購入したい商品が決まっていない」と回答。意外にも、購入意欲が低い層が一定数いることが分かりました。
2.
アプリの利用優先度
スマートフォンでの利用状況について、43.4%のユーザーがアプリを優先すると述べました。その理由は、82.8%が「使いやすさ」を挙げています。
3.
重視する購入要素
ECサイトでの購入時に最も重視するのは「価格」であり、次に「送料・配送オプション」が続きました。デザインやレイアウトはあまり重視されていないという結果になりました。
4.
求める機能の傾向
ユーザーが特に求める機能として、リアルタイムでの在庫状況表示、返品交換の簡便さ、セールのプッシュ通知が挙げられ、この3つが高い支持を得ています。
ユーザーの行動分析
購入意欲の低下
多くのユーザーがECサイトを訪れる際には、商品が決まっている場合とそうでない場合があります。「書籍・メディア」に関しては商品が決まっている割合が高い一方、他分野では決まっていないユーザーが3割を占めます。これに対し、ECサイトでの商品探索が多く行われていることが分かり、ユーザーは回遊しながら比較検討している姿が見受けられます。
アプリ重視の傾向
アプリの優先利用理由は、使いやすさの他に「お得感」や「決済の簡便さ」など。ユーザーは、便利な機能があれば積極的にアプリを使用する傾向があります。
ECサイトにおける重要な機能
今回の調査では、リアルタイムの在庫情報が不足している場合や、返品・交換プロセスのあり方が売上に影響することが確認されました。これらはECサイト運営者が効果的に対応するべき重要なポイントです。セールのプッシュ通知を通じて、顧客は欲しい商品の購入を逃さないようにできるため、これを有効活用することがカギとなるでしょう。
まとめ
ECサイトの利用実態調査は、サービス向上に寄与する情報を提供します。特に使いやすさや購入プロセスの簡便さは、今後のECサイト運営において更なる強化が求められるテーマです。ユーザーに支持されるサービスを追求することが、EC市場での競争優位になっていくことが期待されます。もちろん、自社アプリを持つ企業は、ユーザーに合わせた機能を活用し、プッシュ通知で効果的に情報提供を行うことが必要です。
Repro株式会社について
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