VRで体験するディスレクシアの世界
2025年1月、東京銀座にある資生堂ギャラリーで、ディスレクシアに悩む小学生の世界を体験できるVRコンテンツ『もしもディスレクシアの小学生なら』が展示されます。このプロジェクトは、ビービーメディア株式会社が資生堂クリエイティブ株式会社と協力して実現したもので、学習障害「ディスレクシア」の理解を深めることを目指しています。
ディスレクシアとは
ディスレクシアは、読み書きに困難を感じる学習障害の一種です。日本国内では、約7〜8%の子供が該当するとされていますが、その認識はあまり浸透していません。この現実を知ることは、ディスレクシアを持つ子供たちへの新たな理解を促進するために重要です。
VR体験の設計と内容
ビービーメディアは、資生堂クリエイティブチームの理念のもと、リアリティのある体験を提供することに注力しました。体験者は、ディスレクシアの小学生が日常生活で直面する状況をリアルに再現された教室で体験することができます。具体的には、文字が読みづらい状況や、周囲からの視線、さらには焦りを感じる感情などを、視覚や聴覚、触覚を通じて体験します。
このVRコンテンツは、VRゴーグルを装着後にシームレスに仮想空間へと移行し、体験者がより深く感情移入できるように設計されています。操作は簡単で、初めての人でも楽しめるよう工夫されています。
特別なサイトでの詳細情報
『美を疑え-資生堂クリエイティブ展-』では、あなたにとっての美を再発見するきっかけにもなるでしょう。資生堂クリエイティブが主催するこの展覧会は、2025年1月11日から26日まで開催されます。入場は無料です。
会場:資生堂ギャラリー 〒104-0061 東京都中央区銀座 8-8-3
開館日:火曜~土曜 11:00~19:00、日祝 11:00~18:00 毎週月曜日には休館します。
今後の展望
ビービーメディアは、今回のプロジェクトを通じて、ディスレクシアに対する理解をより深めたいと考えています。今後も感情に響く体験デザインや企画開発に取り組んでいく予定です。興味のある企業は、ぜひお問い合わせをいただきたいと考えています。人と人との理解を深めることが、最終的には美につながるという理念を胸に、さらなる挑戦を続けます。
このVR体験によって、訪れた人々がディスレクシアの理解者となり、社会の一員として共感の輪を広げていくことを期待しています。