株式会社ドリームが「九都県市のきらりと光る産業技術表彰」を受賞
神奈川県横浜市を拠点とする株式会社ドリームが、平面波制御を用いた次世代のラインアレイスピーカーで、令和8年の「九都県市のきらりと光る産業技術表彰」を受賞しました。この表彰は、九都県市地域(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県など)が誇る企業技術の中で、特に優れたものを認定するものです。
九都県市のきらりと光る産業技術表彰とは
この表彰は、九都県市首脳会議が主催し、2010年から実施されています。この制度では、地域内で活動している企業とその優れた技術が対象となり、九都県市全体にとっての財産として評価されます。表彰式は2026年10月29日に行われ、相模原市の本村市長から表彰状が手渡され、ドリームの技術が高く評価されたことが示されました。
受賞技術の詳細
ドリームが受賞した技術は「平面波制御による次世代ラインアレイスピーカー」です。具体的には、デジタル信号プロセッサ(DSP)を搭載したアンプと平面波スピーカーを統合した音響システムです。このシステムは、従来のスピーカーでは音が届かなかった場所でも明瞭で聞き取りやすい音を届けることができるのが特徴です。
各モジュールの音量や方向は個別に管理でき、タブレットPCから直感的に設定が可能です。縦設置の場合には上下方向、横設置の場合には水平方向の音の広がりをプログラムによって最適化することができます。このように、距離に応じた音圧の均一性を維持しながら、遠くまで高精度で音を伝えることができ、用途に応じた詳細なビームステアリング制御も実現しています。
技術の特徴と活用実績
本技術の特長としては、異なるコンテンツ(例:音声とBGM)をエリアごとに分けて再生可能であること、指向性制御技術を駆使した音声の明確な再生が挙げられます。また、専用のソフトウェアを用いることで、到達エリアや音声の指向角度を簡単に調整することも可能です。プリセット機能を活用すれば、講演や式典など、シーンごとに音設定を切り替えることもできます。
この技術は、小中学校の体育館や商業施設、公共施設において実績があり、体育館では同時に異なるコンテンツの音声を再生することができ、ショッピングモールでは音の漏れを最小限に抑えることができるため、多くの場面で活用されています。
株式会社ドリームの会社概要
ドリームは1985年に創業し、1986年に設立されて以来、音響オペレーション業務、平面波スピーカーの開発、音場空間のコンサルティングなど幅広い業務を行っています。音響設計で培った技術を活かした製品の開発に力を入れており、特に公共空間での音の明瞭度と周囲への配慮を両立させることに強みを持っています。2018年には独自の指向性制御技術に関する特許を取得し、様々な分野での導入が進んでいます。特に寺院や大型広告ビジョン、商業施設、駅ホームなど多岐にわたる現場で「必要な場所へ必要な音だけを届ける」音響技術の提供に努めています。
お問い合わせ先
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