REMAREが複合プラスチックリサイクルの新たな建材製品を発表

株式会社REMAREとその取り組み

海洋ごみや複合プラスチックのマテリアルリサイクルを手がける株式会社REMAREは、持続可能な建材製品の開発に力を入れています。最近、REMAREはこれまでの受注生産に加えて新たに規格品を発表しました。この新しい規格品は、大量発注に対応できるようになり、納品スピードが格段に向上します。特に、板材100枚単位での発注が可能となるため、さまざまなニーズに応えることができるようになります。

複合プラスチックのマテリアルリサイクル

REMAREが掲げる複合プラスチックのリサイクル技術は、大変革をもたらします。通常、複合プラスチックは焼却処分が主流であり、リサイクルが困難とされていましたが、REMAREの独自技術によって内装材や建材に生まれ変わります。これにより、焼却によるCO2排出を約3分の1に削減することが可能です。さらに、不要な複合プラスチックを抱える企業に対しても、GHS削減の手助けができると注目されています。

製品の特性とデザイン性

REMAREの建材は、100%リサイクルプラスチックで構成されており、接着剤や着色料を一切使用していません。そのため、各板材の色や表情は原料によって異なり、唯一無二のデザインが楽しめます。また、オーダーメイドとして、カタログ外のデザインも対応可能です。お客様のニーズに応じた仕様や色味を提案し、デザインの自由度を大いに広げています。

加工性と使用方法

REMAREの板材は、木工用工具を用いて切断や加工が可能です。切断面の仕上げも行いやすく、さらにカッティングシートの圧着や印刷もできます。表面塗装についてもウレタンやガラスコートなど選び方は豊富です。ただし、消防法に基づく不燃や準不燃の認定は受けていないため、使用には配慮が必要です。

ラインアップと特別プラン

REMAREは特に、「GOMI」シリーズと「GYOG」シリーズに力を入れています。「GOMI」シリーズでは、特定の廃棄物を利用した製品を開発し、「GYOG」シリーズでは、漁業の経済的負担を軽減するためのリサイクル活動を行っています。これにより、環境保護のみならず、地域経済への貢献も目指しています。また、オーダーメイドプランも提供し、お客様の独自の素材やデザインを選ぶことが可能です。

価格と注意点

価格は、板のサイズや厚みによって異なりますが、基本的な価格は厚み5mmで10万円から提供しています。オーダーメイドの場合は、追加料金が発生しますので、詳細はお見積もりをご確認ください。

使用上の注意点として、太陽熱による変色や反りが生じる可能性があるため、屋外での長時間保管は避けるべきです。また、板材の表面は自然素材ならではの表情があるため、気泡や波打ちが見られますが、それを楽しむのもこの素材の特徴と言えます。