知的資本の時代
2014-10-10 15:40:41

増田宗昭社長が提唱する「知的資本」の時代とデザイナー集団としての企業姿勢

増田宗昭社長、著書『知的資本論すべての企業がデザイナー集団になる未来』刊行



最近、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)代表取締役社長の増田宗昭氏が新刊『知的資本論すべての企業がデザイナー集団になる未来』を出版しました。本書では、変化の激しい現代社会における企業経営のあり方について、増田氏の明確なビジョンが提示されています。

消費社会の変化と企業の変容



これまでの企業経営は「財務資本」に依存していましたが、増田氏はこの時代が終わりを告げたと考えています。現代の経営者には、消費社会の変容に応じた柔軟な対応が求められています。その中心に位置するのが「知的資本」という概念です。企業が持つアイデアや企画を世の中に出す力が、企業の競争力を左右する時代が到来しているのです。

デザインと企業の役割



増田氏は企業を「デザイナーの集団」として捉えたいと語ります。古代ギリシャの哲学者アリストテレスの言葉を引用し、モノの「形相」と「質料」という概念を通じて、現代の商品における機能とデザインの重要性について触れています。つまり、デザインと機能は切り離せないものであり、企業は両者を融合させた商品を提供する必要があると説いています。

本書の概要と目次



増田氏の著書には、現代の経営者にとって必読の内容が詰まっています。目次にあるタイトルには、樋渡啓祐氏との対話や、デザイナーしか生き残れないという厳しい現実が示されており、また、「実は夢しか実現しない」といったテーマも目を引きます。結末では、企業の形自体がメッセージとなることを強調し、後半では副産物として生まれる幸福感についても触れています。

増田宗昭氏の経歴



増田氏は、1951年に大阪府枚方市で生まれました。同志社大学を卒業後、鈴屋に入社し、軽井沢ベルコモンズの開発に携わった後、1985年にCCCを設立しました。彼は、全国に1400店以上のTSUTAYAを運営し、多様なカルチャーの発信者としても知られています。

経営思想の水平展開



本書を通じて、増田氏がどのように思考を展開しているのかを知ることができます。未来の企業が求められるのは、知的資本を最大限に活用し、デザインの力を組織全体に浸透させることではないでしょうか。企業の未来を見据え、増田氏が示す経営思想は、他の企業人にも少なからず影響を与えるでしょう。

本書は、これからの時代を生き抜くためのヒントが盛りだくさんです。変化に対応し、創造的な企業文化を育てるために、ぜひ手に取ってみてください。

会社情報

会社名
株式会社CCCメディアハウス
住所
東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア
電話番号
03-5436-5701

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