アートで集まった寄付が海を守る
最近、海洋汚染が深刻な問題となっている中、3人のアーティストが参加する新たなプロジェクトが始まりました。このプロジェクトは、海洋環境を改善し、多くの海鳥たちを救うことを目的としています。特に、ペンギンをはじめとする海洋生物たちが直面する危機に焦点を当てています。
海洋汚染の現実
毎日、約2.1万トンのプラスチック廃棄物が海に流入しているという事実をご存知でしょうか?この膨大な量は、私たちの日常生活で使用されるプラスチックが原因であり、その多くが使い捨てられ、環境中に漂流しています。最終的に、これらの廃棄物の行き先は「海」であり、それによってペンギンなどの海鳥も深刻な影響を受けています。毎年、100万羽以上の海鳥が海洋汚染によって命を落としています。
プロジェクト概要
本プロジェクトは、ペンギンたちに住みやすい環境を提供するためにスタートしました。参加したのは、以下の3人のアーティストです。
- - FRANKIE CIHI(フランキー・スィーヒ)
- - JAY SHOGO(ジェイ・ショウゴ)
- - NAO TATSUMI(ナオ・タツミ)
アーティストたちは、環境問題への思いをイラストで表現し、これを通じて海洋問題に関心を持つことを促しています。また、各アート作品の制作過程や特別映像もglo™の公式Instagram上で公開しています。
支援方法
このプロジェクトでは、Instagram上の投稿に「いいね!」やコメントをすることで寄付が行われます。1いいね!または1コメントごとに100円が寄付され、最終的には江ノ島のゴミ拾い団体「海さくら」に送られます。これにより、海洋プラスチックゴミの削減活動に貢献できるという仕組みです。期間中に公開される合計15の投稿は、現時点ですでに9件が投稿され、4,903件の「いいね!」とコメントが集まっています。寄付予定額は49万円に達し、達成率は49%です。
アーティスト紹介
FRANKIE CIHI(フランキー・スィーヒ)
1988年に東京で生まれたフランキーは、アメリカと日本のハーフ。彼の作品は、「和」を意識したモチーフや色使いが特徴で、幼少期から海に愛着を持ち続けています。海の環境保護に対する情熱が、彼のアートに反映されています。
JAY SHOGO(ジェイ・ショウゴ)
2009年にアーティスト活動を始めたジェイは、ライブペインターとして世界中を旅し、その経験を作品に取り入れています。過剰なプラスチック使用の問題を抱える彼は、身近なエコ活動を実践し続けています。
NAO TATSUMI(ナオ・タツミ)
筑波大学卒業のナオは、Googleストリートビューを使って世界を旅するアーティスト。彼は、環境保護と動物との共存を追求しており、本プロジェクトにもその想いから参加しました。
寄付先の紹介
寄付金は、神奈川県・江の島に拠点を置くNPO法人「海さくら」に使用されます。海さくらは、2005年からビーチクリーン活動を行い、楽しみながら環境を保全する取り組みを進めています。彼らの目標は、かつて生息していた海の生物たちが戻ってくるほどキレイな海を作ることです。
まとめ
このプロジェクトを通じて、アートが海洋環境の改善に寄与することが期待されています。多くの人が参加し、少しずつでも海洋汚染の問題を解決していく力になれば幸いです。ぜひ、Instagramでのアクションに参加し、海の未来を守りましょう。