新たな時代のFAX受注入力
株式会社MONO-Xが新しいサービス「kozokaAI - FAX受注入力」の実証実験を開始することを発表しました。日本のビジネスシーンでは、依然としてFAXが受発注手段として利用されていますが、手入力の非効率さが業務負荷を大きくしています。この問題を解決すべく、同社はAIエージェントを使った自動化の道を模索しています。
kozokaAIの概要
kozokaAIは、企業に多く存在する「非構造化データ」を解析し、業務にシームレスに活用できる形に変換するサービスです。FAX、PDF、商談記録などのデータを自動的に处理し、正確かつ迅速な業務処理を実現します。手作業でのデータ入力や作成が不要となり、効率的なデータ分析も可能になります。
このサービスは、特に製造業、物流業、卸売業など、FAXを用いた業務が中心となる企業向けに設計されています。実証実験の開始日は2025年10月3日で、参加企業を先着5社限定で募集しています。参加企業には、実証実験終了後も引き続きAPI連携機能が無償で提供され、正式リリース前から新機能を体験できる特典があります。
実証実験の詳細
実証実験では多数の企業からFAX注文書のサンプルを提供してもらい、kozokaAIによる生成AI-OCR(光学式文字認識)処理とマスター照合、基幹システムへの連携のテストが行われます。これにより、入力精度や処理スピードを確かめ、人手の削減効果も明らかにする予定です。また、実際の業務フローに合わせた最適な導入方法も共に検討していきます。
実施期間は2025年の10月から12月を予定しており、費用は無償ですが一部有償オプションも有り。参加希望の企業は、特設の申し込みフォームを通じて申し込む必要があります。
参加のメリット
実証実験に参加することで、企業は新しい自動化の流れをいち早く体験することができます。特に、最適化されたビジネスプロセスを確立することで、業務の効率化が図られるだけでなく、将来的な大規模な導入に向けた貴重なデータを得ることが可能です。
将来の展望
「kozokaAI - FAX受注入力」の実証実験を通じて、同社は今後の業務フロー改善案を見出すとともに、請求書や出荷指示書、納品書など、他の帳票処理にもAI技術を適用し業界全体の生産性を向上させていくことを目指しています。
会社情報
株式会社MONO-Xは、東京都港区に位置し、設立は2005年8月。事業内容としては、IBM i(AS/400)のクラウド移行支援サービスや基幹システム連携のノーコードツール「MONO-X One」などを展開しています。公式ウェブサイトは
こちら。
これからのビジネス環境において、AI技術を駆使した効率的な業務遂行がどのように広まっていくのか、非常に楽しみです。