東京電機大学が授賞式を開催
2024年2月21日、東京電機大学は千住キャンパスのカシオホールにおいて、令和7年度学校法人東京電機大学学術振興基金「丹羽保次郎記念論文賞」、教育賞、教育奨励賞、若手論文賞、発明賞の授与式を開催しました。授賞式では、理事長の渡辺貞綱氏が受賞者に表彰状と記念品を授与し、受賞者の功績を称えました。
丹羽保次郎記念論文賞
この賞は、東京電機大学の初代学長である故・丹羽保次郎博士の業績を記念するもので、1977年から続いています。主に電子通信工学や関連分野における優れた論文を発表した大学院生や若手研究者を対象とし、今年で49回目を迎える本賞。これまでに103名が受賞しており、全国の有名大学からの応募者も多数います。
今年度は7篇の応募論文の中から審査を経て、3篇が選出されました。受賞論文の一つである、東京大学の宮武悠人氏の研究は、新規の相変化材料を用いた光位相シフタに関するものです。これにより、従来の電子回路を超える光演算回路の基礎が築かれると期待されています。
また、京都大学の三上杏太氏の論文では、炭化ケイ素を使用したpMOSFETの新しい設計が紹介されています。こちらは高い工学的価値を持ち、論文は丹羽保次郎記念論文賞に適すると評価されました。
教育賞と奨励賞
教育の分野でも、独創的な教育方法や研究成果を称える賞が授与されました。今年度は「教育賞」と「教育奨励賞」が選ばれ、特にAIを活用した理工系学生向けの英語学習システム開発が評価されました。宍戸真教授は、発音評価や生成AIを組み合わせたシステムにより、実践的かつ独創的な授業を行い、学生の成績向上を実現しました。
一方、瀧村裕子講師の授業では、ChatGPTを活用した英語ライティング教育が行われ、学生の自主性にも寄与する教育手法として評価されました。
若手論文賞
また、若手研究者を対象とした「若手論文賞」には東京電機大学の饗庭天暉氏が選ばれました。彼の研究は、構造ヘルスモニタリングに革新をもたらす内容であり、国際会議での発表も予定されています。
発明賞
さらに、発明賞では小林亘教授の浸水確率予測システムが評価され、自治体との協力による実証実験も行われる予定です。若手の萌出大道氏と池優輝氏の発酵状態評価のための新しいセンサー技術も大きな期待を寄せられています。
このような多様な分野での受賞は、東京電機大学が教育と研究の両面で優れた成果を上げる証となっており、今後の活躍が大いに期待されています。
まとめ
授賞式は、研究や教育の現場での貢献を称える重要な場であり、受賞者それぞれの業績が学術界や社会においてどのように役立つのかを示す良い例となりました。大学の支援とともに、今後も新たな才能が育まれていくことが期待されます。