『脳マネジメント』英語版カバーデザイン公開
株式会社La torche(本社:東京都千代田区)の代表取締役、秋間早苗氏が著した書籍『脳マネジメント〜脳を味方につけて独自性と創造性を発揮する技術〜』の英語版カバーデザインが完成しました。本デザインはアートディレクターで映像クリエイターの市角壮玄氏によって手掛けられ、グローバル市場への展開を象徴するビジュアル要素が組み込まれています。
北米市場に合わせたミニマルデザイン
このカバーデザインは、北米市場特有のデザイン文化を取り入れ、内容に対する深い理解を示すように設計されました。市角氏は脳に関する本書の主題である「抵抗する無意識の癖」を踏まえ、機械的思考から有機的で創造的な思考へのシフトを視覚化しました。脳内で共存する「計算機的脳」と「生命的脳」といったテーマがデザイン全体に反映されています。
デザインの象徴的な要素として、市角氏は書体やコラージュの配置にまで思想を込め、「有機と無機」「知性と静けさ」の調和を実現しました。市角氏は、カバーが映画の導入シーンのように、作品全体を期待させる要素であるべきであると考えています。「本の表紙は内容の要約ではなく、余白を感じさせる伏線として設計したかった」という彼のビジョンが具現化されています。
書体の選定とその意図
今回のカバーには3種の書体が意図的に組み合わされています。メインタイトルにはクラシカルで優雅なセリフ体のGeorgiaが使用され、著者の語らいぞに込められた思いを表現。サブタイトルに使用されるDIN Condensedは工業系の書体で、理性や構造のメタファーを示します。そして補足として、アニメでも用いられるA1明朝が使用されており、東洋的なスパイスを効かせています。これらの書体はそれぞれ、脳の二面性を可視化し、東洋と西洋、左脳と右脳、合理と直観をつなぐメッセージを内包するものとなっています。
デザイナー・市角壮玄氏のプロフィール
市角壮玄氏はアートディレクター及び映像クリエイターであり、BBT大学の経営学部准教授としても知られています。彼は株式会社ホクサイの代表を務め、Panasonicや蔦屋書店、第一園芸などの多数の企業でデザインやブランディングに従事してきました。デザイン思考を用いた企業研修や大学教育にも取り組んでおり、料理研究家としての顔も持つ多才なクリエイターです。
著者・秋間早苗氏のコメント
著者の秋間早苗氏は、市角氏とのコラボレーションについて「長年の友人である市角壮玄さんが、『脳マネジメント』の本質を視覚化してくれたことの喜び」を語ります。彼は、市角氏の感性とアンテナが合致し、独自性と創造性の発揮を体現する制作プロセスが重要であると信じています。このカバーデザインを通じて、世界に向けて本書が届くことを誇りに思い、続報も楽しみにしているとのことです。
書籍情報
『Brain Management– Vitalize your brain to awaken authentic power-within yourself and beyond』という英語版は、2025年夏にリリース予定です。株式会社La torcheが発行し、今後はKindle版としても展開されることが予告されています。非日本語圏の読者にも届けられるこのプロジェクトから目が離せません。
株式会社La torcheの概要
成立:2017年5月18日、具体的な事業内容には自律型人材の活性化支援や組織のオーセンティシティ醸成があります。社のサイトでは今後の展開やプロジェクトに関する情報が発表され続けるでしょう。
ウェブサイトでは、今後の情報も追って発表される予定です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。