ヴィアトリス製薬が取り組むメンタルヘルスとアートの融合
最近、若年層が抱えるメンタルヘルスの問題が社会的な課題として浮き彫りになっています。これを受けて、ヴィアトリス製薬は新たな社会貢献活動として、アート技法を用いたメンタルヘルスケアプログラムを開始しました。その第一弾として、5月20日(水)に新渡戸文化学園で実施した特別授業「こころを描く教室」に焦点を当ててご紹介します。
ヴィアトリスのCSR活動について
ヴィアトリス製薬は、設立以来「世界中の誰もがより健康に生きられるように貢献する」というミッションを掲げ、医薬品の開発だけでなく、社会貢献活動にも力を入れています。特に、若年層のメンタルヘルスの改善を目的とした取り組みが必要とされる中、アートを活用したプログラムが企画されました。
特別授業「こころを描く教室」の内容
この特別授業では、医学専門家とアーティストが協力し、メンタルヘルスケアの重要性とその対応策を分かりやすく説明します。また、アート技法「ゼンタングル®」を通じて参加者が自身の感情を表現する体験も提供しました。若年層に特有のメンタルヘルスの問題に対して、アートを通じたアプローチがどのように役立つのかを体感できる内容となっています。
正解や不正解がないアートには、自由に感情を表現できる特性があります。授業では「上手に描くこと」ではなく、「描く過程を楽しむ」ことが大切にされ、参加者は自身の感情と向き合うことが求められました。
講義とワークショップの構成
授業は「知る」「理解する」「体感する」という3段階の構成で行われました。最初の部分では、慶應義塾大学の菊地俊暁先生がメンタルヘルスに関する講義を行い、次に絵本作家でアーティストの長田真作氏が自身の体験を交えてアートと心の関わりを語りました。
後半のワークショップでは、ゼンタングル®認定講師の成冨史絵氏が参加者を指導し、実際にアート制作を体験しました。ここでは、反復的な描画がどのようにマインドフルネスに寄与するのか、参加者が体感できるよう工夫されています。
メンタルヘルス状態への気づきを促す背景
厚生労働省のデータによると、若年層の自殺者数が増加しており、これにはメンタルヘルスの問題が大きく関与しています。若い世代は自分の状態に気づきにくく、医療へのアクセスも限られています。この状況を改善するため、早期の気づきとセルフケアの重要性を伝える教育が不可欠です。アートを通じて自己表現を促すこのプログラムは、その一環として位置づけられるものです。
未来への展望
ヴィアトリスはこの特別授業がメンタルヘルスへの理解を深める一助となることを期待しています。今後も継続的にこのような取り組みを行い、より健康な地域社会を築くための活動を拡充していく意向です。
「こころを描く教室」は、ただの一回限りのイベントではなく、継続的に行われていくプログラムとして、多くの若者に心のケアの重要性を伝える場として進化していくことでしょう。今後も目が離せません。