「ババヤガの夜」海外で話題
2024-07-02 13:23:15

「ババヤガの夜」が海外で話題沸騰!王谷晶のシスター・バイオレンスアクション小説がアメリカ、イギリスで発売!

「ババヤガの夜」が海外で話題沸騰!王谷晶のシスター・バイオレンスアクション小説がアメリカ、イギリスで発売!



2020年10月に発売され、日本推理作家協会賞長編部門および連作短編集部門の候補にもなった王谷晶の小説『ババヤガの夜』。
この作品が、ついに海外で発売され、大きな話題を呼んでいます。

アメリカでは、2024年7月2日にSoho Pressから英語版『The Night of Baba Yaga』が発売されました。
発売に先駆け、ロサンゼルス・タイムスでは「この夏読むべきミステリー5冊(2024年)」に選出され、Ms. MAGAZINE誌では「2024年に最も期待するフェミニスト本」として紹介されるなど、すでに高い評価を得ています。

さらに、アメリカで信頼されている複数の書評メディアから“星つき”のレビューを獲得しており、高い評価とともに強い期待が寄せられています。

イギリスでは、2024年9月にFaber&Faberから英語版が発売予定です。
イタリア語版、ブラジル版(ポルトガル語)も刊行が決定しており、世界中で注目を集めています。

海外メディアからの評価



「ババヤガの夜」は、海外メディアから次のような評価を得ています。

「2024年に最も期待するフェミニスト本」 - Ms. MAGAZINE誌
「プレビュー ミステリー&スリラー トップ10」 - パブリッシャーズ・ウィークリー 2024年春号
「斬新なレンズを通して、王谷は極めて洗練された手法で女性をエンパワメントする物語を紡ぎ出す――『テルマ&ルイーズ』対ヤクザを思い浮かべてほしい。サムライの血を引くタフな女性と、「掃きだめの鶴」のような繊細な女性。一見不釣り合いな二人の誰も予想しない関係が描かれ、読者に勇気を与えてくれる。」 - ロサンゼルス・タイムス
「攻撃的でありながら胸が躍る。痛々しくも優しい『ババヤガの夜』は、暴力、愛、家族、名誉といった概念に対して大胆に疑問を投げかけ、あらゆる社会のシステムの中で自己の境界線を再構築する勇気を与えてくれる。」 - ジャパン・タイムス
「太陽系を蹴散らす武術スリラーであり、痛烈なクィア・ラブストーリーでもある王谷晶のメリハリの効いたプロットによる『ババヤガの夜』は、暴力的かつ侵犯的な驚嘆に満ちた作品だ。この小説の中心となる2人の女性――タフなボディーガードの新道依子と、彼女が守るべきヤクザの「姫」である尚子――は、表面的にはこれ以上ないほど対照的だが、ヤクザの残虐性から自由に生きたいという願望を互いに目覚めさせている。私はこの小説を息もつかせぬ速さで読んだが、その結末のあまりの力強さに、いまだに感動が冷めやらない。」 - John Copenhaver(ラムダ賞受賞作『HALL OF MIRRORS』著者)
「王谷の爆発的デビュー作は、ジェンダーと時間を操り、手に汗握る破格のスリラーを提供する。」 - トーキョー・ウイークエンダー
「王谷の芸術的でリズム感に優れた文章は、サム・ベットの巧みな翻訳によって読者を引き込む。」 - パブリッシャーズ・ウィークリー(星つきレビュー)
「犯罪スリラーとクィア・ロマンスをマッシュアップし、自由であるためにすべてを賭ける女性の力を見せてくれる。」 - ライブラリー・ジャーナル(星つきレビュー)
「シャープな文章は、アクションの連続、緊迫したやりとり、優しい瞬間を、巧みさと生き生きとしたディテールで伝える。2人の女性があらゆる慣習に反抗し、自由を取り戻すために多くの危険を冒すダーク・スリラー。」 - フォアワード・レビュー(星つきレビュー)
「円環的なプロット、明確な悪役、原始的なモチーフはグリム童話を彷彿とさせる。文学のジャンルを超えたこの小説は、おとぎ話の翻案、正義と復讐の物語、クィア小説を好む読者を虜にするだろう。」 - ブックリスト(星つきレビュー)
「王谷晶の英語版デビュー作は、日出ずる国を舞台にした犯罪スリラーに期待される要素をすべて備えている。」 - ブックページ(星つきレビュー)

作品の概要



「ババヤガの夜」は、暴力団・内樹會にその喧嘩の腕を買われ、会長の娘の運転手兼護衛を任された新道依子が、彼女を過酷な運命に縛りつける数々の秘密を知っていく物語です。
血が逆流するような描写と大胆な仕掛けで、女性同士の複雑な関係を描いた、シスター・バイオレンスアクション小説です。

著者の紹介



王谷晶(おうたに・あきら)
1981年東京都生まれ。
主な作品に、『完璧じゃない、あたしたち』、エッセイ『どうせカラダが目当てでしょ』『40歳だけど大人になりたい』などがあります。

英語版訳者の紹介



サム・ベット(Sam Bett)
1986年、ボストン生まれ。小説家、翻訳者。
主な訳書に三島由紀夫『スタア』、太宰治『道化の華』『乞食学生』、デビッド・ボイドとの共訳で川上未映子『夏物語』、国際ブッカー賞候補『ヘヴン』、全米批評家協会賞候補『すべて真夜中の恋人たち』などがあります。

書誌情報



書名: ババヤガの夜
著者: 王谷晶
出版社: 河出書房新社

(単行本版)
仕様: 四六判/並製/192ページ
初版発売日: 2020年10月23日
定価: 1650円(本体1500円)
ISBN: 978-4-309-02919-1
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309029191/

(河出文庫版)
仕様: 文庫判/並製/208ページ
初版発売日: 2023年5月9日
定価: 748円(本体680円)
ISBN: 978-4-309-41965-7
* https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309419657/



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