学生たちの田植え体験
2025-06-03 09:50:53

叡啓大学の学生たちが体験した田植え活動と地域の魅力

叡啓大学が安芸太田町で田植え体験を実施



2025年5月4日、広島市にある叡啓大学の准教授と14名の学生たちが、安芸太田町に位置する井仁の棚田で田植えのボランティア活動に参加しました。地域の農家と共に、伝統的な農業方法を体験し、自然との共存を学びました。

早朝、叡啓大学から約1時間のドライブを経て、美しい風景が広がる井仁に到着。天候にも恵まれ、穏やかな晴れの日に恵まれた学生たちは、まず稲の植え方について説明を受けた後、すぐに作業開始。井仁は広島県北部にある小さな村で、地域の高齢化と人口減少が進む中、ボランティアの助けが欠かせない場所です。

その農家の方々の指導のもと、学生たちは裸足になり、冷たい泥の田んぼに足を踏み入れました。作業は手作業で進められ、20センチ間隔で稲の苗を慎重に植えていきます。作業の成果もあり、参加者はおおよそ1時間で3つの田んぼに植え付けを終えました。

田植えを終えた後、学生たちは近くのお寺での昼食に向かいました。そこで出会った住職の大江様と共に、お寺を見学し、鐘をつく貴重な体験をしました。お寺からは、周囲の美しい棚田の景色が見渡せ、心が洗われる時間となりました。

午後は大江様が案内する森の散策が続きます。樹齢200年以上の古木や巨大な木々が立ち並ぶ中、小道を歩きます。ここでは、清新な空気に包まれながら、普段の生活では味わえない特別な体験ができました。また、耕作放棄された旧農地エリアも訪れ、森に還った自然の姿を観察することができました。大江様によれば、この森には熊や猿、猪が生息しているそうです。

その後、村の人口減少がもたらした変化についても学びました。かつては約200世帯が暮らしていた井仁ですが、現在は50人未満にまで減少しています。学生たちはその現実を理解し、地域の美しさを維持するための課題について考えさせられました。

帰路につく前に、広島で評判の「棚田カフェ イニ ミニ マニモ」で一息。美味しいコーヒーとケーキを味わい、長い一日を振り返ります。充実した時間を過ごし、午後6時頃、叡啓大学に戻りました。

参加した山本智也さん(4年生)は次のように述べています。「この地域の美しさを維持する取り組みについて学ぶことができ、その価値をうまく活かすことが地域全体の発展につながると信じています。」

このように、叡啓大学の学生たちは、井仁の棚田での田植え体験を通じて、地域の魅力や課題を学び、多くの貴重な経験を積むことができました。


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