ハーパーコリンズがCrunchyrollのフランスとドイツのマンガ部門を買収

ハーパーコリンズがCrunchyrollのマンガ部門を買収



2025年10月1日、アメリカの出版社ハーパーコリンズが、グローバルアニメブランドであるCrunchyrollのフランス及びドイツにおけるマンガ出版事業の買収を完了したことを発表しました。この動きにより、ハーパーコリンズは両国の現地法人に初めてマンガビジネスを加えることとなり、アニメ関連コンテンツの発展に寄与する計画です。

ハーパーコリンズの社長兼CEOブライアン・マレーは「Crunchyrollの出版チーム及び著者の皆さんを当社に迎えることができ非常に嬉しい」と述べ、新たに加わったマンガ事業がすでに忠実な読者層を持つことに注目しました。この企業の買収により、ハーパーコリンズはヨーロッパを中心にマンガコンテンツの拡充と成長を目指すことが可能になります。

新しいチームは、ハーパーコリンズインターナショナル外国語出版のCEO、シャンタル・レスティーボ=アレッシの指導の下に設立され、実務は井山英貴氏が率いる展開が行われます。シャンタル・レスティーボ=アレッシは、フランス及びドイツの出版チームとの協力によってビジネスを成長させていくことへの期待を述べています。これは、アニメ愛好者やマンガファンにとっても新しい作品の提供へと繋がる喜ばしいニュースです。

ハーパーコリンズ出版社は、創業200年以上の歴史を持ち、現在世界15カ国で事業を展開し、年間約1万点の新刊を発行しています。また、ノーベル賞やピューリッツァー賞などの受賞作家を含む、質の高い出版物を世界中に配信しています。

一方、Crunchyrollはアニメを視聴できるプラットフォームとして知られており、ストリーミングサービス以外にもイベント、劇場公開、ゲーム、グッズなど多岐にわたるサービスを提供しています。アニメは、モバイル機器や家庭用の大画面デバイスで簡単に視聴できるため、多くのファンに支持されています。

今回のハーパーコリンズによるCrunchyrollマンガ事業の買収は、アニメとマンガ市場の急成長を受け、さらなる展開を期待させます。特に、ヨーロッパ市場における今回の動きは、多くのアニメファンに新たな楽しみを提供する可能性が高く、業界全体の盛り上がりにもつながることでしょう。

この買収は、マンガビジネスの拡大にとどまらず、クリエイティブな作品を求める読者層のニーズに応える試みとしても注目です。ハーパーコリンズは今後も、優れた作者や作品を引き入れ、市場での競争力を高めていく方針です。新たな連携がもたらす未来に期待が寄せられます。

会社情報

会社名
株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン
住所
東京都千代田区大手町1-5-1大手町ファーストスクエア イーストタワー19階
電話番号

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