石炭灰からREEを回収
2026-04-09 15:31:55

新日本繊維、石炭灰からレアアース元素を回収する革新的技術を開発

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革新的技術がもたらす環境への貢献



新日本繊維株式会社は、最近、独自に開発した高機能な次世代繊維「BASHFIBER®」の製造過程で、石炭灰からレアアース元素(REEs)を回収する基礎研究に成功しました。この成果は、石炭灰という副産物から希少な資源を抽出することができ、環境配慮型の技術として注目を集めています。

BASHFIBER®の特長と利用可能性



「BASHFIBER®」は、石炭火力発電や工業用ボイラーで燃やされた際に生成される石炭灰を主原料としています。高い強度を有し、耐熱性や耐薬品性も備えたアップサイクル素材であるため、グラスファイバーの代替として幅広い用途に期待が寄せられています。

この新しい繊維は、環境への影響を最小限に抑えながら、資源の再利用を促進するというメリットがあります。新日本繊維は、国立研究開発法人からの助成を受け、BASHFIBER®の量産に向けた検証を進めており、石炭灰の溶融紡績技術において多くの実績を築いてきました。

石炭灰に含まれるレアアース元素の重要性



レアアース元素は、先端技術や新エネルギーの保有に不可欠な資源であり、その安定した供給が求められています。現在、世界各国でその供給チェーンの脆弱性が問題視される中で、米国では石炭および石炭灰からのREEsの回収が活発化しており、新日本繊維の研究もその一環として非常に重要な位置にあります。

米国では、2025年のエネルギー省の方針に基づき、石炭灰からのREEs回収技術が商業化される予定であり、3億5,500万ドルの資金が投入されることが発表されています。新日本繊維は、米国とは異なる手法を採用することで、国内の石炭灰からの位置付けを強化し、資源の安全保障に貢献することを目指しています。

「一石三鳥」のビジネスモデル



新日本繊維は、BASHFIBER®の製造とREEsの回収を組み合わせた「一石三鳥」のビジネスモデルを展開しています。このモデルでは、国内で製造される石炭灰を活用し、高機能繊維の生産からREEsの回収、さらにはそれらを備蓄するプロセスを通じて、より持続可能な循環型経済を実現しようとしています。

同社は引き続き、基礎研究を進めながら、事業パートナーの拡大や新たな資金調達を通じて、この技術の実用化を加速させていく考えです。環境に優しい技術がさらに進展すれば、国内外での資源の確保が一層強化されるでしょう。

新日本繊維株式会社について



新日本繊維株式会社は、資源とエネルギーを身近にすることを目指し、石炭灰をアップサイクルした「BASHFIBER®」と放射線遮断耐性を持つ「BASHFIBER US®」の製造技術を擁する企業です。千葉県我孫子市に本社を置き、2017年に設立されました。これからも新日本繊維は、革新的な技術を駆使し、社会に貢献することを希求し続けます。

公式ウェブサイト:新日本繊維株式会社

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会社情報

会社名
新日本繊維株式会社
住所
千葉県我孫子市布施2373-2
電話番号
04-7136-7843

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