四条烏丸で感じる「茶」の新たな世界
四条烏丸、京都の中心で展開される展覧会「五感をひらく茶のかたち」では、現代アーティスト4名が「茶」という日本の文化の根源を再解釈します。本展は、2025年10月24日から2026年2月8日にかけて、アートスペース福寿園で開催されます。この展覧会は、伝統的な「茶」の営みを現代の感性で表現した作品の数々を通じて、鑑賞者に新たな五感の体験を提供します。
アーティストたちの挑戦
本展には、戸田沙也加氏を含む新進のアーティストたちが参加します。戸田氏は、本展の企画を務め、これまでの自身の作品のテーマを引き継いで、茶に内包された美しさや複雑さを描き出します。他の参加者である本間賛、尾崎好美、そして佐々木大河の4人のアーティストもまた、それぞれ異なる素材とアプローチで「茶」を表現しています。
戸田氏は、自然や人間の姿を通じて美しさと醜さを探求する作品を手がけており、彼女の主な作品には「アーティストとひらく戸田沙也加展」や「Voice of Silence」などがあります。
本間賛は、無形の記憶を形に留める陶芸作品を制作し、尾崎好美は民俗や信仰が宿る美を彫刻やパフォーマンスで表現しています。佐々木大河は、信仰における空間と彫刻の関係に注目し、多様な素材を用いた作品を展開しています。
五感を刺激する作品
本展のテーマは「五感をひらく茶のかたち」です。この企画では、単に視覚的な美しさを楽しむのではなく、「茶」を巡る体験全体を体感することが可能です。作品は、見るだけでなく、触れたり、香りを感じたりすることで、観る者の感覚をフルに活用することを意図しています。
各アーティストが異なるアプローチで表現した作品は、木、石、陶器、ガラス、樹脂など様々な素材で作られ、記憶や感情を呼び起こします。訪れた人々は、きっと心の中に自分だけの「茶」の形を創造するでしょう。
会場とアクセス
本展は、創業230年を誇る「福寿園」のアートスペースで行われます。茶文化を基に、伝統と現代美術が交差する場として、国内外の観光客に愛される場所です。四条通の富小路交差点近く、アクセスも良好な立地にあります。
日程: 2025年10月24日(金) ~ 2026年2月8日(日)
開廊時間: 11:00 ~ 17:30 (木曜~日曜)
休廊日: 月曜~水曜、元日
住所: 京都市下京区四条通富小路角福寿園京都館7階
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アクセス: 阪急烏丸駅、地下鉄四条駅から徒歩約7分、京阪祇園四条駅から徒歩約12分
この特別な展覧会は、地元の人々に文化を再発見する機会を提供し、観光客には京都の情緒あふれるひとときを展開します。アーティストのトークイベントなどの詳細は、公式HPやInstagramで随時発信されていますので、ぜひチェックしてみてください。
公式HP:
アートスペース福寿園公式サイト
Instagram:
アートスペース福寿園Instagram