オムロンが特許無償開放
2025-05-14 12:30:37

オムロンが「ユニバーサルものづくり」の特許を無償開放し共生社会へ前進

オムロンが目指す共生社会へ向けた一歩



この度、オムロン株式会社が、障がいの有無にかかわらず誰もが活躍できる職場づくりを推進する「ユニバーサルものづくり」(通称「ゆにもの」)の特許を無償開放することを発表しました。特許は2025年5月14日より発効され、合計20件の特許技術が広く社会に提供される予定です。この取り組みは、2001年に設立された特例子会社オムロン太陽が蓄積した知見を基にしています。

ユニバーサルものづくりとは?



「ユニバーサルものづくり」とは、すべての人々がその能力を最大限に活かせる環境を整えるコンセプトで、オムロン太陽が2017年に提唱しました。その根底には、インクルーシブな社会の実現があり、働く環境の改善だけでなく、自己成長の機会をも提供しようとする意図があります。

無償開放の目的



オムロンは、共生社会の実現を推進するリーディングカンパニーとして、この特許を無償で提供することで、他の企業とも連携し、社会全体で障がいの有無にかかわらず、仕事がしやすい環境作りを目指します。特許の無償開放は、オムロンの社会貢献の一環であり、業界全体の進化を促進することが期待されています。

特許技術の具体例



特許として公表される技術の一例として「捺印治具」があります。この技術は、従来の捺印方法では位置ずれや押し方のばらつきが問題でしたが、特許技術により作業者が片手でも正確に捺印できる仕組みを提供しています。具体的には、インク台と捺印対象物の固定により、回転操作を利用した押圧方式を採用。これにより、より安定した捺印が可能となります。

安全性向上


また、椅子から立ち上がる際に、足腰に力が入りにくい方が安全に立ち上がれる方法も特許の一部として公開されています。この機構は、ひじ掛けの押圧によって座面の回転を防止し、安定した立ち上がりを支援します。

社会への影響



このような特許技術の無償開放により、オムロンだけでなく、他の企業や団体がこれらの知見を活用することで、より多くの人々が働きやすい環境を享受できることが期待されます。特に障がい者に対して、就労機会の改善や環境の整備が進むことで、社会全体がより良い方向に向かうでしょう。

オムロン株式会社について



オムロンは、1933年に創業され、制御機器やヘルスケア、電子部品などの分野で世界中で展開しています。約2.7万人の社員が130以上の国で活動しており、より良い社会をつくることに貢献しています。詳細はこちらで確認できます。

まとめ



「ユニバーサルものづくり」の特許無償開放は、共生社会を進めるための重要な一歩です。これからもオムロンは、すべての人がイキイキと働ける環境を作るために協力を続けていきます。さらなる特許については、こちらをご覧ください。


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会社情報

会社名
オムロン株式会社
住所
京都府京都市下京区塩小路通堀川東入
電話番号
075-344-7175

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