フードテックへの関心
2025-04-11 11:51:01

日本人の食への意識変化、フードテックへの期待高まる調査結果

日本人の食に関する意識調査の結果



最近の価格高騰や節約志向が目立つ中、株式会社ぐるなびが実施した「日本人の食に関する意識・実態調査」は、私たちの食に対する考え方や選択がどのように変わっているのかを鮮明に映し出しています。調査は2025年2月9日から12日の間に行われ、全国のぐるなび会員2,199名を対象にしたWEBアンケートで実施されました。この結果からは、暮らし向きの厳しさや食材選びの変化が浮き彫りとなっています。

調査の概要



調査は、20代から60代までの世代を対象に行われ、その結果は以下のようにまとめられています。まず、暮らし向きについては悪化傾向が見受けられるとのこと。特に年齢が上がるほど、良い状況になったと感じる回答が減少する傾向があり、より深刻な状況であることが理解できます。

食費の増加と選択の変化



昨年との比較で見た場合、1カ月あたりの食費は平均で2,000円以上増加しており、特に米や肉類、野菜にかかる費用は400円以上伸びています。一方で、果物や菓子類の支出は減少しており、他の食材にお金を回している事実が伺えます。

また、食材の選択については、米と乳製品では「必ず国産」との回答が50%を超えており、魚介類や肉類についても「特に国産にこだわらない」が30%を超えていますが、多くの人ができる限り国産を選びたいという希望を持っているのがわかります。特に米や野菜に関しては、その購入が難しくなっていると感じる人が6割以上に達しています。

食に対する意識の変化



消費者の意識に目を向けると、安価な食品を選ぶ傾向や、食品ロスの削減を考慮しつつ、健康や栄養、食材の質(国産や旬)に対しても目を向けている様子が見受けられます。一方で、気候変動や物価高騰への対応については意見が分かれており、健康や質を重視する一方で、従来の生活水準を維持したいという葛藤も感じられます。

調査では、実現できている自信を持っていると答えた人はわずか2.6%と低いものの、ポジティブな回答がネガティブな回答を上回る結果となりました。実際に「したいが実現できていない」という願望は「栄養が偏らない食事」や「物価高騰に左右されない食生活がしたい」といった項目が上位に挙げられています。

フードテックへの期待



最近のトレンドとして、フードテックの活用意向も高まっています。「フードシェアリング」や、「密封・真空技術を利用して展開される食材」、さらには「特殊な冷凍技術を用いた製品」に対する関心が特に強いことが調査で明らかになりました。首での受け入れが低いゲノム編集技術や昆虫を用いた食品にも少しずつ開放的になってきているかもしれません。

まとめ



この調査から得られる重要なメッセージは、私たちの食に対する意識や選択が大きな変化を遂げているということです。価格や環境の変化に応じて、食材選びや嗜好が変わってきているのは間違いありません。それに追随する形で、フードテックへの期待も高まっていることは今後の食の未来において重要なポイントとなるでしょう。国産食材の需要が増す中で、どのように技術を活用し、持続可能な食環境を築いていくのか、今後の注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社ぐるなび
住所
東京都千代田区有楽町1-1-2日比谷三井タワー11階
電話番号
03-6744-6463

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