フルノシステムズ、Wi-Fi HaLow対応の新アクセスポイントを発表

フルノシステムズが発表した新たなWi-Fi HaLow対応アクセスポイント

業務用無線機器メーカー、株式会社フルノシステムズは、2025年11月に新しいアクセスポイント「ACERA 332C」と「ACERA 332P」を発売することを発表しました。この新製品は、次世代のWi-Fi規格「Wi-Fi HaLow™（IEEE802.11ah）」に対応しており、高利得のアンテナによって広範囲かつ高品質なデータ伝送を実現します。

高利得アンテナの特長

新しいアクセスポイント「ACERA 332C」および「ACERA 332P」は、それぞれ異なる高利得アンテナを採用しています。「ACERA 332C」はコリニアアンテナを使用し、360°方向に強い電波を発信します。一方、「ACERA 332P」はパッチアンテナを用い、特定の方向に強い信号を送る設計です。

これにより、ACERA 331シリーズに比べて通信エリアが大幅に拡大し、約1.3〜1.5kmの範囲でデータ伝送が可能になります。この優れた通信距離と、理論上最大1.5Mbpsのデータ伝送速度は、IoTデバイスや画像・映像データの転送にとって非常に魅力的です。

幅広い動作環境

さらに、これらの新製品は-20℃から+60℃までの温度範囲で動作可能で、防水防塵性能も持つ「IP55」規格に準拠しています。これにより、過酷な環境でも安心して使用することができます。また、ソーラー電源システムとの組み合わせにより、電源の確保が難しい場所でも設置できる点も、大きな利点です。

さまざまな利用シーン

「ACERA」は、オフィスや学校、公共施設、商業施設など、様々な場所で使用される無線LANアクセスポイントのブランドであり、特にタブレット端末やノートPCなどの機器を無線接続するのに適した製品群です。フルノシステムズは、Wi-Fi 7対応製品やIoT向け製品の開発を進め、より多くの業種や活用シーンに応じた無線LAN製品を提供する予定です。

まとめ

フルノシステムズは、これからも通信技術の革新に貢献し、安全かつ快適な無線環境の提供を目指します。新製品「ACERA 332C」と「ACERA 332P」は、業務用無線機器市場において新たなスタンダードとなることでしょう。発売時期は2025年11月で、年間販売目標は100台を予定しています。

これらの新たなアクセスポイントが市場に登場することで、Wi-Fi環境がさらに進化することを期待しています。詳しい情報は公式ウェブサイトで確認できます: フルノシステムズ。

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