環境配慮型UV-LEDシステムが誕生
私たちの生活は、印刷や硬化、殺菌といった分野で広く利用される紫外線技術によって支えられています。しかし、従来の紫外線ランプ、特に低圧水銀ランプは環境負荷を考慮する必要がありました。そんな中、岩崎電気が新たに発表したのが、水銀フリーの新UV-LEDシステムです。
革新的な技術が生んだ新商品
2026年4月から販売が開始されるこの新しいUV-LEDシステムは、業界最高レベルの出力を実現しつつ、環境に優しい設計がされています。水銀や薬剤を一切使用しないこの光源は、より安全で安心な紫外線照射を可能にしました。
さらに、このシステムは独自の光学設計と放熱技術が融合しており、高効率・高出力という二つの特性を見事に両立しています。さまざまな用途、例えばオフセット印刷やラベル印刷、コーティングなどに最適なモデルがラインアップされています。
環境への配慮と生産性の向上
この新UV-LED装置は試験時間を短縮し、研究開発や生産スピードを加速させることができるため、業界全体の生産性を向上させることが期待されています。特に印刷分野においては高効率な硬化が可能であり、さまざまな材料に対応できるのが特長です。
EBシステムとの融合
さらに、岩崎電気はEB(電子線)システムとの併用を進めており、これは電子を加速させて高エネルギーを基材に照射する技術です。この技術によって光や熱とは異なるエネルギーの影響を受ける物質に化学的・物理的変化を促すことができ、多岐にわたる加工が可能になります。
EBシステムは環境にも優れており、水銀や溶剤を一切使用しないため、次世代の硬化技術として注目されています。具体的には、厚膜処理を要する場合でも硬化の深度を調整できるため、高機能な加工が可能となっています。
新技術の主な用途
1.
印刷分野: オフセット印刷やフレキソ印刷といった多様な印刷技術に対応。
2.
表面処理分野: コーティングにおいて、さまざまな表面処理を実現。
3.
工業分野: プラスチックやフィルムなどの高機能コーティングを提供。
4.
食品・医療分野: 化学薬品を使わず、滅菌レベルの処理が可能で安心。
持続可能な未来に向けて
岩崎電気は、UV-LEDとEB技術の両方を活用し、産業界に最適な光・電子線ソリューションを提供することで、より持続可能な社会の実現に貢献していく所存です。
この新技術は、10月7日から東京ビッグサイトで開催される「JAPAN PACK 2025 日本包装産業展」にも展示される予定です。皆さんも、ぜひその目でこの革新技術を体感してみてはいかがでしょうか。