カバヤ食品『塩分チャージ』の新ブランド戦略
カバヤ食品は、2026年度に向けて『塩分チャージ』というブランドの新たな戦略を打ち出しました。この戦略は、ただ単に夏の暑さ対策にとどまらず、年間を通じて「すべての汗をかく人」「汗をかくあらゆるシーン」をサポートすることを目的としています。『塩分チャージ』は、発汗時に失われる塩分やカリウムを手軽に補えるラムネタイプのタブレット菓子として、多くの人々に親しまれています。
発売からの歩み
2009年に誕生した『塩分チャージ』は、炎天下での外出やスポーツ活動の際に、溶けずに持ち運びやすいため、手軽にミネラルを補給できる優れた商品として高い評価を受けています。気温の高い夏だけでなく、満員電車での移動や仕事、サウナなど、発汗が避けられないシーンでも活躍。塩分・塩味市場において特に成長を続け、10年前の売上は5倍にまで拡大しました。2021年から2025年までの間は連続して市場シェアNo.1ブランドとして認知されています。
本格的な認知向上
それでも尚、『塩分チャージ』の認知率は約50%に留まり、購入経験がない人が70%を超えることがわかりました。これは、発汗時に必要な塩分補給が季節を問わず行われるべきであるという意識の不足を示しています。このため、カバヤ食品は『塩分チャージ』の販売戦略を見直し、特に冬季にもフォーカスを当てることに決めました。
年間通じての販売戦略
2026年からは、通年販売への移行を行い、シーズン商品と位置づけた販売形態を変更します。これにより、常に手に取れる商品としての流通を強化し、特にスポーツ専門店や調剤薬局など新たな販売チャネルへの拡大を図ります。
発汗時の需要に応える
さらに、企業向けのECサイトやホームセンターでの販売を強化し、熱中症対策の義務化を受けたニーズ増に対応します。特に企業からの問い合わせも増えており、オフィス向けのEC出荷量を前年の約2倍に増やし、販売実績は前年比2.6倍にまで達しています。これからは、様々な業種において『塩分チャージ』がしっかりと利用される環境を整えていく考えです。
生産体制の強化
生産面でも、年間を通じた生産体制を整備し、賞味期限の延長やライン稼働時間の拡大を図ることから、販売量の増加にも対応できる土台を築きます。特に大容量タイプ『塩分チャージタブレッツBIG』は、通常品の約8倍の容量を持つ207粒入りで、事業者ニーズにも対応した商品として販売拡充が期待されています。
ブランドメッセージの刷新
新たに「汗かくあなたを応援する。」というブランドコピーを掲げ、発汗時の補給の重要性を広く認知させるためのコミュニケーション戦略も展開します。新しいWeb-CMではシンガーソングライターの奇妙礼太郎さんが書き下ろした応援歌を使うことで、より多くの人々に『塩分チャージ』を知ってもらうきっかけをつくります。
まとめ
『塩分チャージ』を通じて、カバヤ食品は発汗時の水分とミネラル補給の重要性を社会全体に広く伝えることを目指しています。新たな販売戦略を展開し、認知度を高めることで、今後のさらなる市場成長を期待しています。