建築家とクライアントをつなぐ新しいエージェントサービスの誕生

建築家とクライアントをつなぐ新時代のエージェントサービス

日本で新たに設立された合同会社Cumin&Associates（以下CUMIN）は、建築家に特化したエージェントサービスを提供することを発表しました。設立は2023年11月で、東京都文京区に本社を置いています。代表社員の髙橋直子氏が率いるこの企業は、2025年8月から実際のサービス提供を開始する予定です。

エージェントサービスの背景と目的

現代の建築業界では、デザインや設計に精神を集中させることが難しい状況が続いています。プロジェクトの営業活動や設計料の交渉、スケジュール管理など、さまざまな業務が建築家にのしかかっています。これが原因で、多くのクリエイターは自らの才能を最大限に発揮することができずにいます。このような課題を解決するために、CUMINは建築家の代理人となるエージェントサービスを提供し、彼らがより良い条件で活躍できる環境を整えることを目指します。

CUMINは、中立的で透明性のある立場から建築家とクライアントをつなぎ、サポートを行います。具体的には、プロジェクトの条件や設計料の調整を行い、デザイン業務に専念できるようにします。これにより、品質の高い革新的なプロジェクトの実現が可能になります。国内外で活躍する建築家たちと関わりを持ちながら、技術の共創や研究の機会を創出することがCUMINの根本的な理念です。

CUMINのビジョン

CUMINは、建築家との長期的かつオープンな関係を築くことで、挑戦的なプロジェクトを実現するためのサポートを行います。私たちは、建築やデザインの持つ可能性を信じ、業界のクローズドな状況に風穴を開け、その内側を広げていくことを目指しています。国内外での活躍する建築家とエージェント契約を結び、クライアントとの企画立案からプロジェクト全体のマネジメントまでを手掛けます。

具体的なサービスの展開

2025年8月から「アーキテクトエージェント」としての業務を開始します。このアーキテクトエージェントは、エンターテインメントやスポーツ業界のエージェントにインスパイアを受けた独自のサービスで、建築家に特化した初めての試みとなります。CUMINは、この新たな取り組みに共感する意欲的な建築家やクライアントと共に、挑戦を通じて社会をオープンに革新していくことを目指しています。