D-JITで調達効率化
2025-11-04 12:10:23

新サービスD-JITが米国とメキシコで開始、調達効率を大幅向上

ミスミグループ、本格的な機械部品調達サービス「D-JIT」を米国・メキシコでスタート



2025年11月4日、株式会社ミスミグループ本社が新サービス「D-JIT」の提供を、米国およびメキシコにおいて開始しました。このサービスは機械部品を大量にワンクリックで注文できるもので、特に電気自動車(EV)関連や自動化倉庫に必要な機材の調達を効率化します。

D-JITがもたらす新たな調達のカタチ



D-JITは、アジア地域や欧州で既に展開されているサービスであり、これまでに9万社以上の企業が利用しています。少量多品種の短納期調達に強みを持つミスミが、急成長する市場のニーズに応えるべく、調達プロセスを簡素化しました。これにより、購買担当者は面倒なサプライヤー探しから解放され、必要な量をワンクリックで確保できるようになります。

米国とメキシコへの進出背景



米国では、昨今の関税政策の影響で製造業の国内回帰が進んでいます。特にEVや自動化システムに関わる需要が高まっています。これらの製造装置はしばしば数百台単位で必要となりますが、実際には必要数量を揃えられないケースが多く、複数のサプライヤーに在庫状況を確認するという非効率が横行しています。D-JITにより、これらの課題が解消されることが期待されます。

グローバルなサプライヤーネットワーク



D-JITでは、世界中の700社を超えるサプライヤーがサイバー連携し、在庫情報をリアルタイムで統合・可視化。これにより、購買担当者はMISUMIのECサイト上で必要な数量が確保できる環境が整います。従来の在庫を増やさずとも、提供可能なバーチャル在庫を通じて、商品供給力が大幅に向上したのです。これにより、在庫のあるサプライヤーを探す手間が軽減されます。

メキシコにおける効率化の波



メキシコ市場でも、D-JITによる在庫情報の可視化が実現。これにより、購買業務の効率化が進み、担当者の工数の削減が可能になります。元々同サービスの利用者が多い製造設備・装置メーカーに加え、さらに汎用装置を活用する大規模な生産現場に対しても利便性が向上します。

D-JITの価値とは



D-JITは、納期調整や見積もりをゼロにする購買プロセスのデジタルトランスフォーメーション(DX)サービスです。把握された在庫情報を迅速に提供することで、調達の効率を飛躍的に向上します。ミスミのシステムは、リアルタイムなデータをもとにして補完されており、購買業務をスマートに進化させています。2024年4月には日本での本格展開も予定されており、すでに評価を得ているこのサービスは、今後のビジネスにおいて大きな役割を果たすことでしょう。

ミスミの未来への取り組み



ミスミグループは、AIやIT技術を駆使し、ものづくりのプロセスそのものを変革していくことを目指しています。2000年にインターネットを活用した受注システムを導入し、最近ではAIによる自動見積もりシステム「meviy」などを展開。これにより、製造業の生産性向上に絶え間ない革新をもたらしています。さらに「デジタルモデルシフト」を成長戦略の核に据え、効率的な設計・調達プロセスを追求し、企業が持続的成長を遂げられるようサポートしていきます。

今後もミスミは、単なる部品供給に留まらず、企業に新たな価値を提供し続けることでしょう。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社ミスミグループ本社
住所
東京都千代田区九段南1丁目6番5号九段会館テラス
電話番号
03-6777-7502

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。