日本全国の様々な地域から提供されるふるさと納税の魅力が高まっている中、過去12月10日に発表された「2025年 お礼の品人気カテゴリランキング」。国内最大級のふるさと納税サイト『ふるさとチョイス』を運営する株式会社トラストバンクが取りまとめたこのランキングには、寄付者の選好や生活実感が色濃く反映されています。
2025年のお礼の品人気カテゴリ
2025年のランキングでは、昨年に続き「米」がトップに輝きました。物価高騰の影響を受け、寄付者は生活必需品に価値を見出しています。「米」は、計画的消費や手軽に食べることができるパックライスなど、ライフスタイルの多様化にも対応する商品が人気です。それに続くのが「その他雑貨・日用品」で、家庭用紙製品の需要が依然として高まっている状況を示しています。また、上位には水産物も多くランクインしており、寄付者の求める「実用性」と「プチ贅沢」の両立が伺えます。
人気のトレンドに迫る
トラストバンクが発表した2025年のトレンドは、以下の4つのポイントに纏められます。
1.
「米」の寄付増加と計画的消費の浸透 物価高騰により、米への寄付額は前年同時期の約1.5倍に達しました。分量を調整した商品が人気で、消費者の計画的な行動が反映されています。
2.
日用品の大容量ストック需要 ティッシュやトイレットペーパーを含む「その他雑貨・日用品」カテゴリは前年同期比約1.4倍の寄付増。割引率の高い大容量商品が特に支持を集めています。
3.
地域とのつながりを生む体験型お礼の品の人気 「モノ」から「コト」へ、消費がシフトしています。旅行やイベントチケットの寄付件数はそれぞれ約1.2倍、1.4倍と増加。地域との関係を深める機会としての体験が評価されています。
4.
共感から生まれる支援、GCFの拡大 地域の社会課題解決を目指すガバメントクラウドファンディングへの関心が高まり、4,500件を突破しました。災害復興や教育支援など、寄付者の共感が寄付につながっています。
ふるさと納税の未来に向けて
今後もふるさとチョイスは、寄付者の興味と地域の魅力を結びつけていきます。地域経済の活性化に貢献しながら、寄付者が自身のライフスタイルに合った選択をできるよう努めていく姿勢は、地域が自立して持続可能な状態を目指す上でも重要です。
ぜひこの機会に、ふるさと納税を通じて日本各地の魅力を再発見し、地域とのつながりを育んでいただければと思います。