技術社員の定着率を向上させる夢真の戦略
近年、建設業界では技能者の高齢化が懸念されています。特に、55歳以上の技能者が全体の3分の1を占める状況で、業界全体が新たな人材不足に直面しています。必要な人手がどんどん不足している中、夢真は積極的にこの課題に取り組み、新たな施策を展開しています。
建設業界の現況と夢真の役割
公共土木構造物や民間建築物の老朽化が進む一方で、維持管理や大規模改修工事の需要は増加しています。このような背景の中で、夢真は長年にわたって人材供給に貢献してきました。2022年においても、夢真では技術社員の採用数が前年比30%増加し、技術社員の在籍数が5,465名に上るまでに成長しました。今後の目標は年間2,000名の採用です。
技術社員定着率向上への具体的な施策
夢真は、新たな人材を迎えるだけでなく、在籍する技術社員の定着率を向上させるために以下の施策を強化しています。
フォローアップ体制強化
技術社員のメンタル面のケアを強化するために、フォローアップ体制を再構築しています。具体的には、以下の点に着目しています。
1.
メンタルヘルスマネジメント資格取得の推進
フォローを行うメンバーにはメンタルヘルスマネジメントの資格を取得させ、専門知識を用いて技術社員の悩みや不安に対応しています。施策を開始した2021年6月時点では資格保持者が約3割でしたが、現在では半数に増加しています。
2.
フォロー業務の効率化
若手メンバーには、現場訪問の機会を増やし、スキル向上を促進。また、経験豊富なメンバーは業務の全体把握と報告業務の効率化を進め、チーム全体の連携を深めています。
3.
専用ユニフォームの導入
派遣社員として働く技術社員がフォローメンバーの存在を認識できるよう、専用ユニフォームを導入し、現場での認知向上を目指しています。
キャリア支援プログラム
合わせて、技術社員の市場価値を高めるため、さまざまな資格取得の支援を行っています。この取り組みは、社員が自らのスキルを高め、建設業界での成長を促すものです。特に「施工管理技士補」資格の取得を促進しており、2022年2月から増加した取得者数は106名に達しました。このように未経験者でも応募できる資格の取得支援は、キャリア形成に非常に貢献しています。
夢真の今後とミッション
技術社員の定着率向上は、夢真にとって重要な使命です。業界での人手不足が深刻化する中で、フォロー体制の強化やキャリア支援を通じて、持続可能な人材供給を実現していくことが求められています。これからも、夢真は技術社員の職場環境の改善とキャリア形成を両立させることで、業界全体の発展にも寄与していく所存です。
詳細な情報やお問い合わせは、夢真のウェブサイトからご確認いただけます。
株式会社 夢真