南都興福寺の戦国青春物語『伊賀真里亞外傳』がついに発売

南都興福寺を擁する戦国の舞台

新刊『伊賀真里亞外傳～宝蔵院胤栄之事十文字槍』は、戦国時代の南都、特に興福寺という場所を背景にした青春グラフティー物語です。この作品では、興福寺の僧侶である中御門但馬守胤永の次男・胤栄と、筒井城の城主である筒井順昭を主な主人公とし、彼らと共に歴史の一端に名を刻んだ数々の特色あるキャラクターたちが織り成すドラマが描かれています。

物語の主人公たち

物語は、興福寺で育った青年・胤栄と、大和国を制覇することになる筒井順昭の運命が交錯するところから始まります。彼らは、南都の文化や武士道の精神を背負い、仲間との絆を深めながら成長していく様子が描かれています。もう一人の重要なキャラクターは、「元の木阿弥」として有名な木阿弥です。彼は順昭の影武者となり、その後の物語に大きな影響を与える存在となります。

多門院英俊も重要な役割を果たします。彼は興福寺の学僧であり、歴史に名を残す貴重な資料『多門院日記』の作者でもあります。興福寺の僧侶で後に名弓手となる宗政の存在も重要で、彼の成長過程も物語に彩りを添えています。

著者の背景

著者の誠司（じょうつかさ）は、1967年に高知県で生まれ、高知学園を卒業後、元SEおよびプログラマとしての経歴を持ちます。彼は忍者文化に対する探求心から、忍者の歴史や技術の研究を始めました。この作品もその一環として、戦国時代の武士たちの青春を彩る物語として書かれています。

誠司氏は主に忍者関連の著書を執筆しており、これまでに数冊の書籍を発表しています。彼の独自の視点で描かれる歴史的背景とキャラクターたちの冒険は、読者に新たな視点を提供するでしょう。

書籍の詳細情報

『伊賀真里亞外傳～宝蔵院胤栄之事十文字槍』は、パレード社から2024年10月11日に発売予定です。A5判の文庫本で、242ページの内容。価格は880円（税抜800円）で、ISBNは978-4-86522-425-2です。
この本は、戦国時代の熱気と興福寺という場所の歴史を鮮やかに描写し、新たな読書体験を提供しています。興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。購入はAmazonやパレードブックスから可能です。