出羽三山神社に新たな文化発信拠点が登場
2023年、山形県鶴岡市の出羽三山神社に、地域貢献を目指した新たな情報発信装置「神社ナビタ」が設置されました。これは、愛知県名古屋市に本社を構える表示灯株式会社の取り組みで、訪れる参拝者に対して日本文化の正しい理解を深めるために設置されたものです。
出羽三山は、長い歴史を有する日本でも有数の霊場であり、山岳信仰と修験道の聖地として知られています。特に、「羽黒山」「月山」「湯殿山」の三つの山が、過去、現在、未来を象徴し、1400年以上の歴史を有します。この度の「神社ナビタ」は、その聖地を訪れる多様な参拝者のニーズに応えるため、デジタル技術を活かして設置されています。
神社ナビタは、高さ2100mm、幅1754mm、奥行き375mmのサイズで、右側にはLEDによる広告、左側には49インチのタッチ式デジタルサイネージが設置されています。このデジタルサイネージでは、日本語と英語の両方で、神社の由緒や祭事情報、境内の案内、参拝の作法を確認できるため、特に海外からの訪問者にとっても利用しやすいものとなっています。また、稼働時間は8時から17時までで、シーズンによって変動します。
今回の取り組みについて、出羽三山神社の権禰宜である吉住謙佑様は、「デジタルサイネージが神社の美しい景観に調和し、広大な境内の情報を整理して把握できるようになることで、訪れる人々にとっての利便性が大幅に向上する」とコメントしています。特に海外からの参拝者が増え続ける中で、外国語での案内が難しいという課題も、このデジタルサイネージによって解決されるでしょう。
また、表示灯株式会社は、今後もこのナビタを通じて地域の行事や事業についての情報を発信し続ける方針を示しています。さらに、会社は日本の歴史や文化を尊重した上で、その重要性を広めることに重きを置いています。国内外の人々に向けて、神社ナビタが地域活性化と社会貢献の重要なツールとなることを目指しています。
表示灯株式会社は1967年に設立され、広告業を中心に、案内サインや地図の企画・設置などを手掛けています。出羽三山神社の神社ナビタ設置にあたっては、地域住民や神社関係者とも連携し、文化的な啓蒙活動を行う姿勢が評価されています。
このように出羽三山神社の「神社ナビタ」は、参拝者にとっての利便性だけでなく、日本文化の正しい理解促進という大きな役割も担っています。デジタルサイネージを通じて、日本の伝統文化が新たな形で受け継がれていくことを期待したいものです。